下ハン握って、アウターで。

大学時代の愉快なメンバーを中心に、ロードレーサーを縁にまた集まったり集まらなかったりする活動記録

行き先は気分次第、真夏のサイボクライド。

8月6日、日曜日。

いよいよ8月に入りました。

 

朝からうだるような暑さで湿度も高く、はて、自分はロードバイクで走っているのか、ぬるま湯の中を泳いでいるのか、といった天気。

 

この日はさなっぺとアンディの三人で、橋本から裏ヤビツへ向かう予定。

集合場所の橋本駅へ向かうと、アンディから「体調崩したんでパス」と連絡がくる。

 

さなっぺ「おれら二人なら橋本じゃないほうが楽だったよな」

ニノマエ「まったくだ」

 

と、悪態こそつけど、仲間の体調を案ずる様子は無いあたりが平常運転。

くそ、平坦路ならホイールもコズミックで来たのに…

 

さなっぺの「なんならサイボクいきたかった」という一言で、僕らの行き先はサイボクへ急遽変更。国道16号をひたすら北上し、埼玉の入間を目指すかたちに。

 

橋本側からサイボクを目指すと、普段とは逆側から向かうかたちに。

時おりコースを確認しつつ良いペースで進む。

入間方面へはひたすら青看板を追いかけるだけなので、ひどく道に迷うことはなく。しかし、はじめて走る道に「やっぱ知らん道はたのしい」と、さなっぺも上機嫌。

 

信号待ち。

『あっっちぃ…』

二人でぼやく。走ってるうちはいくらか風があるのでマシだが、止まった途端にうだるような暑さに、皮膚の上には玉のような汗。

 

早く温泉でさっぱりしたい。僕らのトレインのペースをあげるには十二分な理由である。

 

温泉、昼食を楽しみ、いざ帰路へといったタイミングで、頭上には真っ黒な雲。湿度も先程より大分高く感じる。

 

さな「これ…いけるか…?」

ニノ「輪行帰宅に切り替えるなら…早めに決めた方がいいよね。」

 

サイボクから一番近い笠幡駅に通りかかったとき、いよいよ雨の予感は本物に、そしてほどなくして駅のトタン屋根を激しく叩くどしゃ降りへと変わった。

 

二人して、やめといて正解だと胸を撫で下ろす。

 

この時期は天気も読めないし、保険に輪行袋を携行するのが吉かもしれませんね。

 

つづく

夏本番!江ノ島ライド

 

どーも、ニノマエです。

 

富士ヒルからこっち、色々ありーので走れぬ日々が続いて一月ぶりくらいのライド。(前回ライドは腹を壊して走れず)

 

ピーカン照りの7月15日、土曜日

今日は三連休の頭!集まったのは私ニノマエと、アンディとこくまろの三人。

 

中央林間駅にて待ち合わせ、境川沿いに下る いつぞのしらす丼ライドのコース。

 

 しかし、暑いったらない。

 

ラソアは車体が真っ黒なので、なおのことである。日に当たる面をさわると、やけどしそうになる。

 

例によって飯田牧場。

三人してアイスを頬張る。この暑さもあって、最高のごほうびである。

暑いと消化系の働きが緩慢になり、消耗はするのに吸収ができなくなるので、ハンガーノックになりやすくなるので注意だ。

 

といったって、暑いと食欲なくなるよね…

 

 
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皆さん熱中症には気を付けてね!

(雑な〆かたですが勘弁)

 

 

 

レインボーブリッジはロードバイクで走れるのか

アンディがお送りします。

 

久々にみんなで走れるということで嬉々として

ロードバイクの準備をしていた土曜日の朝。

 

てんちょう・ニノマエの不調とさなっぺは仕事で

結局僕とこくまろの二人になってしまった。それで多摩川走ろうぜーという話だったので二子玉川駅に向かうとこくまろからの連絡が途絶える。はいはい、どうせ寝てるんでしょ。待ち合わせ30分すぎたから今回のライドはなしってことで帰ろーっと。とか思いながら駅に着く。で、結局30分過ぎても連絡が来ないので(おきないと思っているので駅から出てはいるが輪行解除すらしないという笑)自転車を担ぎ直してさー帰るか、と思った矢先こくまろから連絡が。

 

結局こくまろは遅れてやってきてワイズ二子玉川店で待ち合わせ。

僕は富士ヒルクライム事前練習の時に全ての鍵をリリースしているので新しい鍵を買った。「今ツールやってるねぇ」というと「あーそういえば最近youtubeで自転車の動画見てるよー」というのでほお!と思いなんだか嬉しかった。

 

こないだのサガン失格騒動のことも知っていた。で、僕が偉そうにサガンは確かに肘出してるけど、あれは態勢を立て直すためであって、そもそも肘が当たる前からカベは落車し始めてるから〜みたいな聞きかじったことをとうとうと話していると、ワイズの全店員が僕の話に耳を傾けている気配がして背筋が凍った。やばい。下手なこと言えないわ...。

 

今日の俺の鞄はこれだぜーと行ってこくまろが赤い小さなリュックサックを見せてくれる。おーそれなんか見たことあるような....。あーっそれ東京ヒルクライム成木ステージの参加賞リュックの色違いじゃねえか!!

売ってんのそれ。非売品じゃないんだ...。知らなかった。「普通に楽天で買えるよ」と言われてしまった。

 

 

多摩川ライドっていまいちピンと来なくて、「で、どこ行くのさ」って言いたくなっちゃうんだよね。山だと頂上が当然、ゴールになるわけで。

それで僕はこくまろがくる前に思いついた「二子玉川→レインボーブリッジ→葛西臨海公園」というかなり面白そうなコースを走ることになった。

 

それにしても暑くて。猛暑日だからな。

二人して水を、アクエリを、飲んで飲みまくったけど顔が熱で真っ赤になってパンパンになった。二人とも結構体調悪い感じの顔をしていたと思う。おまけにレインボーブリッジの方へ行くための道すがら東横線の迷宮住宅街に足を突っ込んでしまい、名もない交差点でいちいちとまりながら二人で地図確認をして進んでいるうちにすっかり体がバテてしまって、ヘロヘロだった。

 

そしてレインボーブリッジな!やられたよ。

確かにレインボーブリッジは自転車も人も通ることができる。歩行者専用レーンがあるからな。でも自転車に乗るのは禁止されていて、おまけに走れなくするために謎の足枷みたいなのを後輪につけさせられるんだ。この木馬みたいなダサい足枷がしんどかった。二人してレインボーブリッジをトボトボ歩きながら「確かに景色は綺麗だし風は気持ちいいしレインボーブリッジを歩くなんて面白いが、俺たちは自転車に乗りたい......」と思った。

 

ちなみにレインボーブリッジの歩行者レーンは1.7kmある。

 

これを足枷付きの自転車と共に、ビンディングシューズで歩くと、

むちゃくちゃ疲れる。

 

結局猛暑とレインボーブリッジに色々削り取られて半死の僕たちはお台場のあたりをひたすら千葉方面に駆け抜け、なんとか葛西臨海公園についたのだった。ここで15時くらい。で、いつものところでドリンクを補給してだらだらした。もうここの自動販売機横のゴミ箱が大変なことになってて。ペットボトルがゴミ箱に入りきらないもんだからみんなゴミ箱の前にお供え物みたいにからのペットボトルを放置して行くんだけど、潮風が入ってきた時に将棋倒し方式で全部ダーーーッと倒れちゃって大変だった。こくまろが半端じゃない手際でテキパキとゴミ袋を広げて落ちたペットボトルを捨て始めてすごく偉いと思った。あと近くにいたJCもそれを手伝っていて、それだったら僕も最初から手伝えばよかったと歯ぎしりした。

 

そのあとレストランで飯を食った。

こくまろがここで飯を食ったことがないっていうのはすごく意外だったな。僕はラーメン、こくまろはカツカレーを食べた。こくまろはカツカレーにソースとタバスコをかけていた。「くう?」と言われたけど食わないですねー。

 

ようやく心と肉体の疲労が取れてきて、走る気力が回復してきた。

どうしよっかなー。時計を見ると16じを過ぎている。

輪行しますー?堀切から行けば押上乗り換えですぐ二子玉川いけるよー。というと、自転車で帰るとどのくらいかかるのかと聞かれたので、皇居経由コースなら僕が慣れているし、だいたい35kmくらいで2時間あればつくんじゃん、と言うと、じゃあそれで行こう。と言う。なんか最近ジムに行ったみたいだし、移動にもロードバイク使ってるみたいしだし頼もしい!!

 

それから葛西臨海公園を後にして、門前仲町、大手町、渋谷、二子玉川といつものコースで帰路についた。帰りはすごく楽しかった。結構皇居を反時計回りに行く時の起伏があるコースが面白いのと、渋谷から三軒茶屋のあの辺りのコースは車との読み合いとかバスとのタイミングとか深くてすっごい面白い。そう言う避けて漕ぐ!って言うようなゲームをやっているような気持ちになる。

こくまろは間違いなく全般的に走力が上がっている感じがした。多分ギアの選択が上手くなったのか、自分の自転車にそもそも慣れてきたって言うのなのか。坂もきっちりついてくるし、40kmくらいでしばらく巡航しても平気で真後ろについていたりする。

三軒茶屋あたりからこくまろに前を引いてもらったけど坂とかもちゃんと淡々とペダルを回していて、平地はなかなか速い!

そんなこくまろの目覚ましいスキルアップを目の当たりにしながら夏の夕方の東京を二人で駆け抜けたのだった。

 

無事二子玉川について別れた。

総評で言えばとにかく前半が色々キッツかったのと、後半はビュンビュン走れて本当に気持ちよく、良い疲労感を得ることができた。

レインボーブリッジ経路は二度と使わないとして、普通の皇居経由ルートはやっぱり楽しいな。交通だけ気をつけないと危険なことが多いけどね。タクシーが急に止まったりとか左折車が巻き込んできたりとか。

 

 

 

富士ヒルクライム2017(ふらぱん)

 

ご無沙汰しています、ふらぱんです。

 

5月末の成木ヒルクライムに続き富士ヒルクライムにも出場したので、久々に近況の報告も兼ねてブログを書こうかなと。

 

いや本当に皆さんお疲れさまでしたー。

ハプニングありつつも、怪我なく無事終える事が出来てホッとしています。

天候も味方してくれたみたいでいいレースになりましたね。

私のkhodaaBloomもよく頑張ってくれました。

 

あ、この間ニノマエ先輩にギザロというロードバイクMadonna del Ghisallo というサイクリストの守護神と認定された聖女が祀られている教会、通称ギザッロ教会にちなんで付けられた名前だというのを教えてもらって、何て素敵なんだ!と思いコーダーも調べてみたら

 

名称であるkhoodaaBloomを展開するホダカ株式会社の「HODAKA」のスペルを組み換えた「KHODAA」と「花が咲く」という意味の「Bloom」を組み合わせたもの。

 

だってさ。

おかげさまで乗る度に花が開花したような気分で乗っています。

ロードバイクの名前の由来を調べてみるとどれも素敵で、より一層乗るのも見るのも好きになっていく。

 

さて、余談が主題になる前に富士ヒルね。

レース前日、こくまろさんと私は地元が同じなので最寄り駅に待ち合わせて、アンディ先輩の最寄りまで行きそこから車での出発となっていたのだけれど、まぁ思うように事は進まないよね...理由は割愛します。

初っぱなから先行き不安だったけれど、無事現地に到着!

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わぁ。人多いなぁ。

成木とは打って変わって前日からこの盛り上がり様。

ブースも様々。

この大人数で富士五合目を目指して必死こいて駆け上がるんだと思うと身震いがした。

 

ーーーレース当日AM04:00ーーー

自分でセットした目覚ましのミスチルヒカリノアトリエが勢いよく鳴る。

普段ではあり得ない時間に起こされた体がまだ眠いと動かないのを脳で無理矢理動かし支度を始めた。

 

宿を出てからはもう波に飲まれるようにいつの間にか第2ウエーブに並んでいた。

辺りを見渡すと女子。女子。女子!ここは天国かな。

私はチームの中で唯一の女子なので他のメンバーより1時間半早めの7時10分出発。

スタート待機中は「いよいよだな!」「がんばろーぜ!」みたいなやり取りする相手も居ないせいか本当にこのレースは始まるのであろうかとスタート目前に実感が湧かないでいた。

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合図が鳴ると同時にのんびりと動き出す第2ウェーブ。

(この直後に電気グルーヴ/^o^\フッジサーンの曲が会場内で流れ始め、レース数十分間頭の中でループする攻撃を受けた。)

誰かを出し抜こうとする人もおらず平和にスタートの幕が下りた。

始めは「もうスタートしたんですか?」なんて声が聞こえてくるぐらいにのんびり動いていたのに徐々に周囲の顔つきが変わってきた。その様子を見てやっとレースが始まったのかと心がざわつく。(遅い)

 

ほどなくして右手後方から男の人の「女子左寄ってーー!!」とけたたましい声がした。

 

第4ウェーブだ。

 

ルールとして追い越す時は右手からなので女子はあれやあれやと左に追いやられ第4ウェーブの上位層が時速30キロぐらい(多分)で列を作って駆け上がってくる。

ぐおんぐおんと怖いくらいに唸るタイヤの音は女子ウェーブを引き裂いていく。

 

私はというと元々左に居たのを更に左に寄り、あのペースでこのまま上り続けるのか...

凄いわね、と感心しつつも力の差を見せつけられて少し悔しかった。

周りのペースに踊らされず自分のペースで走ろうと決めていたのに無駄な闘争心がくすぐられる。でもそんな闘争心は果てしなく続くように見える坂がすぐ打ちのめしてくれた。

危ない危ない。(一瞬たりとも意気がってすいませんでした

そこから、斜度がきつくなってくると休むように立ちこぎして、坂が緩くなると集中してペダルの回転率を上げる。

これを繰り返して疲労度を分散させた。

 

途中景色が開けた箇所があって、今富士山を上ってるんだと気づかされテンションも上がる。

思えば5合目から頂上に向けて登ったことはあっても1合目から5合目まで自力で登った事は無かった。ついつい嬉しくなりペースも上がる。

 

4合目を過ぎた頃ある事に気づいた。

酸素が薄い...。

なんとなく吸っても吸っても酸素が脳に届かない感覚を覚え始めた。

 それもそのはずで、この時の標高は2000m近く。

周りの様子を見る余裕も無くなっていた。

間もなくしてスプリント区間が見える。

アマゾン杯(詳しくはアンディ・ニノマエ先輩記事を)は無理かなあと思いつつも腕試しにと思い切ってアウターに入れてペダルを踏む。

お、これは行けるー。余裕余裕...あれ...んん??

序盤は割と緩やかだったのに急にくいっと斜度が上がりアウターを引っ込める。

酸素も薄い為すぐにバテた。(意気がってすいませんでしt

 

スプリント区間を終えるとほぼ平坦な道のりが続き、列を作った男子のグループに混ざりラストを時速38km前後で一気にゴールまで駆け込んだ。

 

使い果たした脚が少し痙攣してたけど、それよりも激しい頭痛が襲ってきて、よぼよぼの老婆のように邪魔にならないところまで行き倒れ込んだ。

訳が分からないぐらいに頭が痛すぎる上に、独り身という状況に、もう心は遭難状態で、うずくまっているうちに1時間ほど寝てしまった。

目が覚めると先ほどの頭痛は何処へ、壮大な富士山を前に爽快な風が気持ちよかった。

ようやくゴールの達成感を噛みしめる事が出来たのだ。

まだ他のメンバーはゴールしていないであろう時間だった為もう少し落ち着ける場所へと移動してほどなくするとアンディ先輩とニノマエ先輩が見えた。

二人とも怪我をしてる様子も無く安堵。

 

5合目は気温が2度と上着なしでは寒すぎるのにアンディ先輩とニノマエ先輩の荷物が届かないというハプニング。二人とも見る見るうちに青白く...

そうこうしている内にりょま先輩・さなっぺ先輩、こくまろさん、てんちょう先輩と合流。

チーム全員が無事にゴール!

 

帰りは慎重に下山。(と、言っても時速40km出てる...)

駐車場で集合写真を撮って温泉へ行ったのちそれぞれの帰路へ。

 

慌ただしい大会だったけれど、最高に楽しいレースでした。

成木でアレルギーになりかけていた坂も今回のレースでまた登りたいと思ってまったので来年も富士ヒル出たいな。

 

タイムも悪くは無かったのでまずまず!

皆さん本当にお疲れさまでした。

 

おしまい。

 

富士ヒルクライム2017(ニノマエ・当日編)

どうも、ニノマエです。

前日編につづき、6月11日の富士ヒル当日編です。

 

 

朝4:00。こくまろのイビキという難関を奇策で突破した僕は、ケイタイのアラームで目を覚ます。

眠気でムカムカする胃へピーナッツコッペパンをコーヒーで流し込みゴソゴソと支度し始めると、残るアンディ、こくまろ、ふらぱんも起き出す。

 

こちらの部屋の支度が終わり、荷物を車へ運びついでにアンディが隣の部屋の様子を見る。

さなっぺ、りょま、てんちょの三人はまだ寝ていたので叩き起こしたそうだ。

 

くぬぎ平駐車場までの車での移動、駐車場から会場までの走行移動とも参加者による渋滞に次ぐ渋滞で、6:00リミットの下山荷物預かりの時間を逃した我々は、救済措置として設けられた追加便トラックへむかった。

が、こちらがまるで「蜘蛛の糸へ群がる亡者共」といった様相。

サイドオープンのトラックへ下山荷物を投げ込む人、係員へ渡そうと他人を押しのけて通ろうとする人、運悪くその人混みへ自転車を持ったまま入ってしまい立ち尽くす人、それに悪態をつく人。

阿鼻叫喚の衆合地獄…とは言わないけれどもまぁ、穏やかなそれではなかった。

隣にいたりょまは「人の底が知れるな」と言ってニヤリと笑った。

 

荷物のグタグダが終わると、ほとんど間髪入れずに女子、第2ウェーブのスタートである。

男子勢の18ウェーブとは集合場所も遠く、7人が揃って…というのは叶わずに、とりあえず居合わせたメンバーだけでふらぱんを見送る。

「健闘をいのる!allez!」

 


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出走までの時間は銘々が思い思いの事をして過ごした。そのほとんどがトイレ行列へ並んでいた時間なのは言うまでもないが。

 

 いよいよ出走である。

昨日の一件でリアギアに不安はあるが、事の大きさを考えれば走れる状態でスタートグリッドに並んで居られるだけですら御の字である。

 

ピストルが鳴り、のんびりとゲートをくぐる。

計測開始地点まで1.4㎞はいわゆるパレードランであり、沿道のおばさま方とハイタッチしたり、携帯で少し動画を撮ってみたりとゆるりゆるりと進む。

測ってないとこ頑張ったって仕方ないからね。

 

それにしてもチームユニで5人(こくまろは僕の発注ミスで着れなかった、ゴメン)揃っているだけでとても嬉しいものがある。

さぁ、行こう。

 

計測開始前の最後のコーナーを曲がる。

軽く自分の頬をペチペチと叩き「切り替え!」と1人呟く。深呼吸を一つ、ふたつ。

 

チーム参加とはいえ、個人レースである。

誰がどういうペースで、どう走るかはわからない。なら、物事はシンプルであればあるほど良い。

そう考え左に寄り少し減速し、アンディとさなっぺに先を譲る。

 

要するに、後出しで計測ライン踏んで先行すれば、タイムは間違えなく短いということ。

 

ピッピピッ、と連続して計測ラインから電子音。

次の瞬間、ガチャガチャン!とギアを2つ落としアンディが飛び出す開幕アタック。

 

こいつやりやがった。

 

反応は遅れなかった。追走し潰しにかかるが、なかなかペースは落ちない。

料金所の手前、一瞬振り返ると少し後ろにさなっぺ、その少し後方に同じくベルコンジャージが見えたが、流石に判別できる距離ではなかった。

あとからそれがてんちょであることを聞き驚く。

 

さて、料金所を超え少し行く頃には完全にちぎられ、しばらくさなっぺと二人旅。

ニノ「目標は?」

さな「完走」

ニノ「ブロンズじゃねーの?」

さな「やー、むりっしょ」

風邪気味だというさなっぺ、弱気発言。

 

確実に着実にタイムを取りに行く。

カチカチとサイコンをクリニックしては、アベレージタイム、距離、時間を見比べ、さらに道路横の距離表示とも比べて現状の把握に努める。

このペースならギリギリブロンズ…余力は無くはない、くらい?なんて始終考え事は尽きない。

ふと振り返るとさなっぺも居なくなっていた。

 

レースはところどころ、似たペースの選手がかたまり集団…みたく上手に機能していればまだ良いのだけれど、道幅いっぱいに広がってしまい、要するにダンゴがあちこちにできていた。

 

我々18ウェーブが10㎞を通過する頃にはトップの第1ウェーブの下山が始まっており、対抗車線は下山用として使用、つまり片側1車線でのレースになった。

 

ダンゴを抜かすことはできるが、その分どうしてもペースは落ちる。

右から、時には仕方なく間をすり抜けていく。

 

いよいよスプリント区間

19㎞から20㎞の富士通スバルラインで最大斜度となるこの区間は、特別計測が行われている。

 

我々ベルコン内でのプチ賞金レース区間(といってもAmazonギフトカード)でもある。通称、Amazon杯。

 

カチカチとSTIをクリックし、ギアを落として踏み込む。最大斜度といったって7%である、成木に比べればスナック菓子みたいなものだ。

 

 そこからはしばらく平坦区間になり、最後にまた少しだけ急坂を挟んでゴール。平坦区間の1㎞はとにかく飛ばした。40㎞/h巡航はできていたと思う。

手元の時計では90分ギリギリ、ブロンズに入ったかどうか。

 

 

下山し、帰り支度をして温泉へ。

風呂からあがりご飯を食べていると、もう暫定リザルトが出ていた。富士ヒル運営、仕事早すぎるだろ…心の準備がガガガ…

 

 ■総合タイム

 1. アンディ 1h20m59s77

 2. ニノマエ 1h30m34s49

 3. さなっぺ 1h33m35s11

4.  りょま  1h35m01s23

5. ふらぱん  1h53m03s35

6. こくまろ  2h03m42s02

7. てんちょ  2h11m46s69

 

やはり逃げきりは許してはならない。

次回は路肩に潰し込んででもとめよう。

 

■スプリントタイム(Amazon杯)

1. アンディ   3m12s

2. さなっぺ  3m37s

3. ニノマエ  3m38s

4. りょま   3m42s

5. ふらぱん  4m36s

6. こくまろ  5m44s

7. てんちょ  6m36s

 

スプリントタイムを飯処で発表していく。

それまで興味なさそうに携帯でFGOやってたさなっぺが、ぼくが3位であることを言った瞬間に「なぁに負けてんだ、やーい!」とすっげぇ嬉しそうに顔をあげる。

 こいつ……っ!

 

 

温泉の入り口で「おつかれ!」っつって各々の車に別れる。

 

ドタバタもあったけど、なんにせよ大勢で参加するのは楽しい。

来年も出たいなぁー!

 

 

つづく

 

富士ヒルクライム2017(ニノマエ・前日編)

 

どうも、ニノマエです。

 

 6/10土曜日。ここ二週間雨の予報だったので、この日が晴れ、翌日も予報では曇りに変わってくれたのはとてもありがたい。

 

先々週と同じようにラソアと荷物を車に詰め込み、走らせる。明日は富士ヒルクライムだ。

我々、チームベルジャンコンプロマイズドからは、私ニノマエとアンディ、さなっぺ、りょま、こくまろの昨年参加の5人に加え、ふらぱんとてんちょの二人が参戦。計7人の大所帯である。
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りょまとアスリータをピックアップし、「さぁ、エントリーしに向かうか。」といったところでりょまが「Y'sロードよりたい」というので、少しより道。

グローブと靴下、サドルを買ったりょまは、アスリータが完全に黒赤のツートンになったことに満足な様子。(これまではリファールのお下がりで白のサドルだった)

 

さて、話は少しそれるがうちの(父親の)車はビートルカブリオレである。

2ドアで狭いので、本来自転車を2台積むなんてとても出来ないのだが、屋根が開きオープンカーにもなるので、一旦開けて積み、また閉じる、という方法でいつも自転車を運んでいる。
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富士北麓駐車場へ付き、2台を降ろすため屋根を開ける。

ミシミシミシッ

と、イヤな音がしたので、いそいで屋根の開閉を止め、振り向くとラソアのリアディレーラーが開閉アームの隙間に挟まってしまっていた。

 

「やばいやばいやばい!」と焦る僕の声に流石にりょまも振り返る。

降ろしてからよく見るとエンド金具(ディレーラーを車体に付けておくための金具)が大きく曲がり、ディレーラーが明後日の方向を向いている。
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(画像はイメージ)

 

ニノマエ、青ざめる。

ローンがまだ残っているのに…とかいう話よりも先に、「DNS」(Do not start、未出走)の3文字が頭をよぎる。

4ヶ月の減量生活とトレーニングはこんな形で水泡に帰すのかと思うとその場で膝から崩れそうだった。

 

落ち込んでいても仕方がないので、気を取り直して状況を確認する。

どうやらディレーラー自体は無事で、エンド金具を曲げ直しさえすればなんとかなりそうである。

 

ディレーラーをはずし、エンド金具だけをフレームから取り外す。

まぁ見事な曲がりようで、手でもってどうこうできるレベルでないのがすぐにわかった。

 

主催側のメンテナンスブースへ持ち込む。

メカニックのひとは「やるだけやってみよう!」と、快諾して特殊工具で力ずくで曲げ直すも、僕と二人して「折れそう、こわいこわいこわい…っ!」とあたふたしながらのリペアリング。

 

なんとか全てのギアで走れるかたちに直ったラソア。

僕があたふたしている間、別で動いていたチームメンバーとの連絡役を買ってくれていたりょまにも感謝である。

 

宿へ荷物を下ろし、日の暮れないうちにウォームアップに走りに出る。マシンの不具合はなんとかなった様子だったが、不安は消えない。

 

夕飯は7人揃ってわいわいと。
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その後、明日の動きかたとかを伝えるためにミーティングをしたり、コンビニに行ったり、ポケモンカードしたり、人狼やったり、トランプしたり。(すごくのんき)

 

かなり遊んだが、大会前日の緊張感はとても和らいだように思う。

 

布団を敷き、消灯。

明日のペースや、朝の動きかただったりを考えながら目をつぶる。

と、こくまろのイビキが…

 

そう、僕は昨年これに苦しめられ、一睡も出来なかった。今年もか…

 

昨年アンディは「軽くビール飲んで、耳栓してとっとと寝てしまうに限る」なんて言っていたので、ビールは飲まないまでもティッシュで耳栓を作ってみる。

 

が、ほとんど効果なし。

 

僕は布団一式を担いで洗面所に逃げ、扉を閉めた。

 

 

当日編につづく

富士ヒルクライム2017(アンディ)

 

富士ヒルクライムを走った皆さん、お疲れ様でした。

とにかく一番言いたいのは「雨が降らなくてよかった!」

 

2週間くらい前から富士山の天気については目を光らせていたのだけれど、当日は雨になったり曇りになったり...。でも当日河口湖につくと曇りで、出走を待っているうちに太陽が出てきてテンションが上がった。

富士ヒルクライムといえば雨合羽を着て参加というイメージが強いのだけれど、去年も晴れだったし今年も結局晴れたし本当によかった..!!確かにレースなら晴れでも雨でもみんなコンディションは同じなのでフェアではあるのだけれど、富士ヒルクライムは全体での順位というよりは個人タイムでブロンズを取れるのか、シルバーを取れるのかが重要なので、とにかく晴れているに越したことはない。

 

レースは18ウェーブ。

30分前になって急に尿意が発生したけど簡易トイレに並んでちゃんとクリアできてよかった。18ウェーブの準備の号令がかかってみんな自分の自転車を持って出走場所に進む。今回は7人での出場なのだけれどふらぱんは女子枠で第二ウェーブなので今頃あくせく登ってるんだろうなぁ。頑張れふらぱん!と僕は富士山中腹に向けて念を送った。

 

新車のりょまのアスリータが太陽に照らされて輝いている。

やっぱりカッケーなアスリータ。さなっぺは咳がすごくて体調が悪そうだ。

てんちょうは無事直前にトイレを済ませることができて「最高の気分だぜ」とニコニコしている。こくまろは「今年こそは」とテンションをあげている。

ニノマエは我らベルコンのチームジャージ6枚が出走を待つ景色を見て感無量のようだ。僕はーそうだなぁ...。

去年の富士ヒルクライムと今年の成木レースも楽しく登ることを最優先に登ったから今回の富士ヒルクライムはもう少しストイックに登ろうと決めていた。でも一番はあれだな。写真に写りたいな。

富士ヒルクライムはカメラマンがたくさん出ているのでたくさん写真を撮ってもらえるので出来るだけそれに気づいてカッチョいい写真を撮って欲しい。

うん。これが一番のテーマだな(笑)成木レースの時は写真が一枚もなかったので...。

 

出走のピストルが富士山麓の青空に響き渡る。「よし行くぞ!」とニノマエが言った。

とはいえ、出走してから1kmほどは計測に入らないので前の人を追い抜かないようにゆっくり走る。とにかく人が多いのでぶつからないように気をつけないとレースが始まっていないのに落車なんてことになりかねない。

 

チーム内であれこれ喋りながらペダルを回しているといよいよ計測開始地点、実質スタート地点が迫ってきた。去年は序盤は抑えて足を温めつつ時速16kmほどで走り始めたのだけれど、今年はなんとなくニノマエが最初から最後まで張り付いて最後に抜いてくるような作戦を立てているような気がしたので、序盤からぶち抜くことに決めた。

最初から張り付かれるとやりにくいからなぁ。と思っていると計測ラインを踏んだ。

その刹那僕は下ハンを握ってギアを2段あげて加速した。時速26kmで駆け出す。

ビュン!気持ちいい!これからずっと坂だぞーっ!

 

そこから集中して2kmほど回してみた。さすがに息が上がってくる。

僕は前から「息をあげずにフラットに登り続ける」ことが重要だと思っていたのだけれど、どうもそうではない。息が上がってもいい。筋肉と違って息は休んで入ればきちんと回復させることができる。何度も息をあげながら、また回復したら息が上がるまで加速すればいい。大事なのはフラット登り続けることではなくて、「体力を使い切る」ことだ。登り切った時に上半身も下半身も、肺も、全部使い果たすことが大事なのだ。

 

息があがってきたところで後ろを振り向くとベルコンは全員いない。

よし振り切った。(チームとはなんだったのか)

 

そこから少しペースを落としつつ適当な人の後ろについて息を整えてからまた回し出す。今年は参加人数が多く、そのせいで走っているそばからどんどん集団が降りてくる。なので実質片側一車線しか走ることができず、反対車線に人が降りてる時は横を塞がれ、そして前も塞がれてしまうと前に進むことができない。そうすると時速12kmくらいで走り続けることになり、無視できないロスが発生してしまう。そこで僕は「とにかく前に出れる時は体力を使ってしまってもスピードをあげ、前に進めない時に足を休める」という作戦を選んだ。

レース中は「この人について行けばペース的に安心だ」というような人に出会うことができず、ある程度早いペースで回している人も後ろについているとそのうち力尽きて集団に吸収されてしまったりしたのでどんどん乗り捨てて前に進んだ。

富士ヒルクライムは毎年謎のアニソンを延々と垂れ流しながら走る人やファットバイクで出走する人、被り物をする人や痛ディープリムにアイドルマスターを印刷して出てくる人など色々な人が出ていて見ているだけで面白い。

そんな有象無象を追い抜かしながら前に進んだ。

朝4時に起きたせいか足にロックがかかったような感触がずっとしていて、しばらく回すとふくらはぎに疲労が溜まっていく感触がしたが、10km地点くらいから突然体が楽になって、行ける時は登坂は時速26kmくらいをキープして進んだ。

 

途中途中でカメラマンを発見したのでピースサインをして見たりガッツポーズをして見たりアピールをしておいた。これで今年の富士も安泰だ。

 

終盤の方になってスプリント区間が現れた。ここはベルコンでもアマゾン杯という我々で勝手にやっている賞金付きレースに直結する区間なので気張らざるを得ない区間だ。

全力を出さないように気をつけながらもギアを2段あげて踏み込んだ。前輪がくいっと上がりながらも加速する。時速38kmくらい出てたと思うけど途中で割と傾斜が強い部分があったのであそこは抜きながら走った。

 

ラスト1kmはほぼ平坦の部分があったりしたので時速40km出すつもりで走った。(出したとは言っていない)ゴール手前は去年と同じように団子になってしまって綺麗にゴールすることはできなかった。

 

ゴールして一人で一人でガッツポーズする。

 なぜか「最後の一撃は切ない」というキャッチフレーズが浮かんだ。

 

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腕時計を見るとストップウォッチが止まっている。走っている最中にボタンが押されてしまったのであろう。つまり自分のタイムがわからないということだ。感覚的にはブロンズは硬いけどシルバーは無理そうだな、と言った感触だった。

 

自転車を適当において荷物受け取り場にいくと「まだ届いてない」みたいなことを言われてしまった。「えー」とか思いながらうろうろしているとニノマエがゴールしていた。そして先にゴールしていたふらぱんとも合流。ふらぱんも怪我なく無事ゴールすることができたみたいで本当に良かった。孤独な戦いだっただろうに...と言おうと思ったけどいつだってヒルクライムレースは孤独との戦いだよな。自分との対話だもん。

 

そのうちにりょま・さなっぺと合流。じゃあゴールあたりで待つかーと言いながら喋っているとこくまろがゴール。これは本当に驚いた。去年通りの感触だと僕らがゴールしてから1時間以上待つイメージだったから「はやい!」とみんなで口々に褒め称えた。今年一番伸びしろがあったのは間違いなくこくまろだったろうと思う。「ニノマエからもらったサプリのおかげかかなり踏んでいけた。」と満足げな顔をしていて良かったと思った。ほどなくててんちょうがゴール。これもそんなに待たなかった。

てんちょうのゴールにしてベルコン全員が五合目に揃った。予想よりも早い、はやすぎる終わりだった。みんなすげえ...。 

ここからまた運営的なトラブルとか色々なことがあったのだけれど今死ぬほど眠いので今日のところは割愛する。

 

帰りはみんなで仲良く降りて、そのあと場所を移して温泉に入った。

レースの後の温泉って格別ですよねえ。

 

 

暫定リザルトタイムは去年よりも4分速くなっているが目標よりは6分も届かず。

でもまあよく頑張った...かな!てへー!

 

 

おしまい