下ハン握って、アウターで。

大学時代の愉快なメンバーを中心に、ロードレーサーを縁にまた集まったり集まらなかったりする活動記録

初挑戦!表ヤビツ峠!

最近ちょいちょい登場してますが、記事を書くのは初なので改めてご挨拶を。

はじめまして、この春にベルコンに入ったかめいです。

今回の参加者はさなっぺさんと僕の2人だけだったので、お試しに僕が筆を取る運びとなりました。(そして遅筆のため相当遅れた記事となります申し訳ない…)

ブログを書くこと自体初めてなのでお見苦しい点もあるかと思いますが、よろしくお願いします。

時は遡って4月26日(木)、KIMERAの納車から約1ヶ月が経ち、ようやくビンディングにも慣れ始めたかなという折、さなっぺさんからライドに誘われたので即承諾。

かめ「場所は僕が行けるレベルならどこでもOKっす」

さな「よし、表(ヤビツ峠)くらいかな!」

即後悔。

こちとらやっとこさ大垂水峠を越えたばかりだぞ…

かめ「ちなみに集合駅は?」

さな「ん?」

かめ「…まさか自走?」

さな「^ ^」

ははは。

まだ愛車と心中するには早いのでなにか対案を出してもらえないかとニノさんを頼る。

ニノ「表に行かないのならば一緒にどうし道だ!」

…みんな僕が初心者だってこと忘れてない?

まあ、表ヤビツ峠といえばロードバイクの聖地。いつか登ることになる峠ならば多少早くともチャレンジするのは悪くない。

よし、覚悟は決まった。(大げさ)

そして迎えたGW初日の4月28日(土)。

納車からここまで走り倒しだった上にGWもライドの予定満載なので、チェーン洗浄&注油のために1時間早起き!

したものの、初めての作業に苦戦したせいで少し遅れて待ち合わせ場所に到着。

慌てて辺りを見渡すもさなっぺさんがいないのでLINEを送ってみる。

さな「すまーーーん!二度寝落ち(笑)」

かめ「おけ、ミリシタやってるわ」

ベルコンいつもの流れである。

この後、レーパンでソシャゲやってる姿を叔父に見られるターンがあるのだが割愛。

地元って怖いね。

開始が遅れた分、秦野までの道中は飛ばし気味で進む。さなっぺさんのペースについていくのに必死だった僕は坂道で何回か千切れた。

かめいにとって坂は天敵なので峠はおろか街中のちょっとした登りでも途端に遅くなる。今後の課題である。

そんなこんなで名古木のセブンイレブンに着く頃には割と疲弊していたが、次々と現れるロード乗りたちを見て、自分もその中の一人であることを認識し、静かにテンションが上がってくる。

かめいさんのペースでどうぞとここまで引いてくれたさなっぺさんが前を譲る。

事前にコースは下調べしていたものの、あくまで知識は知識。実際に走ってみると受ける感覚は全然違う。

よく目にするのは最序盤の住宅街と蓑毛バス停までの激坂が辛いという意見。

これは確かに正しい。正直速攻でインナーローにして何とか足を回してやり過ごすことしかできなかった。

しかし、真の伏兵は別にいた。

激坂を越えた先にある丸い滑り止めのある区間だ。

斜度はほとんどないのに掘り込みによってガタガタと揺られ、余計に足に負担がかかる。

始まって間もないというのに歯を食いしばっていっぱいいっぱいになりながら登る。

さなっぺさんはというと、初めは後ろから静観を決め込んでいたのだが、僕の危なっかしい走りを見かねたのか前に出て「ここまで頑張ればしばらく緩いよ!」とリードしてくれる。

とにかくそこを目指して脚を回す。現金なもので見える範囲に目標があると頑張れるものだ。

ただしそれは気持ちの問題。脚の筋肉はずっと悲鳴を上げ続け、少しでもポジションを変えようものなら攣る一歩手前。

お腹も背中もお尻も痛いし限界もう降り…

さな「ここ曲がったらゴールだ!」

れるかぁぁぁあ!こちとら死ぬ気でここまで来たんだおらぁぁぁぁぁあ!

最後の力を振り絞って何とか登り切った。

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途中から気にする余裕もなくなったが一応計測していたタイムは↓

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あわよくば初回で1時間切りたいとか調子こいてた過去の自分を殴りたい。

辛うじて当初の目標であった足をつかずに登ることには成功したけどこれは完全にサポートしてくれたさなっぺさんのおかげ。ひたすらに感謝感謝。

(しかし表ヤビツ踏破を口実に今後峠を連れ回される羽目になることをこの時のかめいは知る由もなかった。)

シーズンインしたからか売店は開いていたけど、その手前にそびえる5段ほどの階段が、攣りかけの脚にとって今登ってきた峠と同じくらい高く感じる。

プルプルと生まれたての子鹿のように震えながらカニ歩きで階段を上る僕をニヤニヤと眺めるさなっぺさん。

ぐぬぬ…次回はもうちよっと余裕を持って登り切ってみせるからなー!

くだり途中の菜の花台でパシャり

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こうやって愛車の写真撮れるのは見晴らしの良い峠の楽しみですよね!

チーム内にもまだ未挑戦の人がいるから一緒に行けたらいいなぁ。

以上、初心者の表ヤビツ峠感想でした。

これからも何とか皆の後をついていけるように頑張るので見守ってやってください。

かめい

GW!本人不在のリハビリライド、筑波山

 

記事のアップ日が前後してますが…

 

どうも、ニノマエです。

いよいよゴールデンウィーク最終日!5月6日 日曜日です。

 

 

土日、なかなか都合の合わないりょまがやっと重たい腰を上げた。富士も近いし軽く登りを一本やっとこうということになり、行き先は筑波山へ決定。

メンバーは、りょまとは中高からのつきあいのかめいさん、りょまのいとこ ふみヤン、そして私ニノマエの四人で、9時に秋葉原で集合し筑波へ向かおうという話になった。

 

朝、向かう途中で連絡が入る。

りょま「頭痛と吐き気がするので休ませてください。」

どうにも昨日飲み過ぎたらしい。

かめい「すみません、僕の監督不行き届きです…」

ニノ「や、かめいさんのせいじゃないから…」

 

秋葉原から筑波はつくばエクスプレスで小一時間。ボーっとしているうちにガッツリ寝落ちてしまう。

 

輪行解除し、表にでるとこのGWで一番の快晴じゃなかろうかという天気。暑い…こういう日こそ白ジャージ着るべきだったかもしれぬ。

 

つくば駅から筑波山の入り口までは車線が多くいくらか走りやすいが、多少路面が粗い箇所もある。風はまだ穏やかで走りやすいとはいえ、向かい風。雨が降らなければ風に嫌われる男、ニノマエ。

 

つくばコースの少し面倒なのが、登りに入るまでに平坦を20㎞こなさなければいけないところである。ウォーミングアップというには少し長い…なら、しっかり平坦練にしてしまおう。

 

STIのスイッチを押し、電子音。フロントをアウターに入れる。ス…とハンドルを下に持ち直す。真後ろから悲鳴が聞こえる。

かめい「何でこの人下ハンもってんのー!」

当ブログのタイトルをお忘れなのだろうか。

 

35㎞/hくらいで巡航していく。

後がちぎれるようならやめようとも思ったが、ふみヤンもかめいさんもバッチリついてきているのでやめる理由は無い。

 
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いよいよ筑波山が近くなってきた。

 

大鳥居までが3.5㎞、鳥居からロープウェイ入口(ゴール)までが5㎞ちょっとと距離は短いが、全体的に勾配がキツいのが筑波山

 

鳥居までは一緒に走り、そこからは各々のペースでという段取り。

 

急坂をえっちらおっちらと三人で登っていると、割と飛ばしたペースの軽トラが対向車線を行く。「危ないなぁ」と思いながらすれ違った次の瞬間、すごい音が真後ろから聞こえる。

ビックリしてふりかえると、その軽トラが

横転していた。直後、あたりにガソリンの臭いが…頭の中で夕べ見ていた映画「ラッシュアワー」の車の爆発するシーンがフラッシュバックしたが、たしかリアルの車は早々簡単に爆発しないとかなんとか。

とりあえず危ないのでそそくさとその場を後にする我々だった…。

 

そんなことがありながらも、大鳥居の下まで来る。

「富士はガチ勢3人に勝ちたいです」と言っていたふみヤン。筑波ではその前哨戦を…ってこれは僕から持ちかけた話だったかしら?すでに定かではないが。

 

ともかく残りの5㎞、今日も今日とて戦闘モードである。

 二回アップダウンがあってからの激坂、そして休みのもらえぬ急坂が続くのが筑波山コース。

最後の下りの勢いをそのままに最初の激坂をアウターギアで踏み抜く。

逃げるより追う方が得意だが…、作戦としては先行突出のほうがシンプルで分かりやすくて好きだ。

 

激坂を抜けてフロントをインナーに戻す。

目視で50メートル以上ふりきった。ここからはコーナーごとに、コーナーだけ加速していく。

 

そもそもこちらは筑波3回目、初見と勝負するのはずるいのである。

 しかし、かなり悔しそうな様子のふみヤン。これはまずい、なんかよくないスイッチ押したかもしれない。(そして事実、このあとの佐渡ではさらに強くなっていた)

 

のりりん方式(早く登った人は下って合流したところからもう一本)」をするために一度下る…と数百メートルのところですぐにかめいさんと合流。えっ…めちゃめちゃ速くないですか?

 

下り、帰りの平坦。

行き、登りとかなりのハイペースでこなしてしまったこともあり、時間にすごく余裕がある。

かめい「これ、もしかして14:00には駅ついちゃうんじゃないすかね」

時刻は13:45、残り7㎞…信号次第では行けるかも?と、頭の中で計算をする。

ニノ「14:00ゴール…7㎞15分ねぇ…ヨシ。」

かめい「えっ、えっ?冗談でしょ?」

 

サドルの前に座り、重めのギアを選択。

グイグイとスピードを上げていくと、後ろからは悲鳴が聞こえたが、無視することにした。

とうとう40km/hまであげたところで二人が千切れたようなのでやめる。

 

駅前交差点到着は惜しく、14:02だった。

信号に捕まらなければ余裕だっただろう。

 

こんな平坦の楽しみもあるので、僕は割りと筑波コース好きなんだが、登ラーたちにとってはこの平坦がめんどくさいらしい。

 

 

その後の我々と言えば、つくば駅のスタバでのんのんと少し過ごし 輪行で帰るのであった。

 

 

つづく。

 

 

佐渡ロングライド210! 後編

 

どうも、ニノマエです!

「前日編」「当日編(前編)」に引き続き、佐渡ロングライド当日(後編)に、なります。

 

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両津BS→多田AS

お弁当と笹団子、つみれ汁と美味で贅沢な燃料を体にいれ、さらにはストレッチで体もほぐしてもらい、コンディションは万全に戻った。疲れが無いわけではないのだろうが、素敵な景色と大会ならではのアドレナリン的な何かで気持ちはすっかりハイである。

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間髪入れずに坂が始まる。コース変更でできた驚異の標高300メートルアップ。初コースで名前がないのでニノマエは勝手に「無名の怪物」と呼ぶことにした。

 

小川の横の林道を登っていく。さながら成木や裏ヤビツのようではあるが、ほのかにかおる潮風がここは僕の知らない坂だということを告げる。 

 

「前行かせてください!」とふらぱん。とてもここまで100km(しかもかなりのペースで)走ってきたとは思わせない登りである。

ふら「やっぱりキシリウムいいですねー、ください」

ニノ「あげません、自分で買ってください。」

ふみ「ニノさん、アルテグラください」

ニノ「早く自分のホイール買いやさい」

そうだ、今日はうちのホイールが全部出てるんでした。

 

そんな風に駄弁りながらもスルリスルリと他の参加者の列を抜いていく。ベルコンは何だかんだで峠走の回数も多いので、実は坂の練度が高いのでは…?

 

いよいよ斜度のえぐい区間へ入る。目視だが20%近い箇所もあった気すらする。

さすがにふらぱん後退。ニノマエはトルクで、ふみヤンは回転で「名無しの怪物」を攻略。しかし、2.3分もしないうちにかなり早くふらぱんも登ってくる。

「成木やっといてよかったです、あそこに比べれば全然…!」

たのもしすぎる。

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 下り、落車発生。すれ違いの一瞬だったが女の子のようであった。他の参加者が担いでいたが、意識がないようにも見えた。救護車・救急車まで動く事態。大丈夫だろうか…。

 

下り終え時計を見ると、さすがの獲得マージンも両津での休憩と今の坂でかなり削られ、一時間を切っていた。

多田ASまでの残りの平坦は再び高速巡航。追い風なのも味方して、40㎞/h超で進んで行く。

前方に8人くらいのオレンジ色のジャージの高速集団が見えてくる。ペダリストといえば、たしか神奈川の方のショップチームじゃなかっただろうか。

こちらもかなりの高速トレイン。大人しく後ろにつけば相当楽をしながらタイムを大幅に稼げるだろう、そう思い後ろについて数秒…僕の悪い癖が出る。ゆるりとペダリストトレインの右から前へ出る。後ろ二人から「まじですか」と聞かれるが、無理だったら大人しく下がればいいのでとにかく前へ出る。

 

夢の高速コラボトレイン。

追い風+下り基調で巡航速度は50km/h近く、たまに来る短い登りもそこまでの勢いだけですんなりとパスできる。振り返ると、まるでグランツールのゴール前数㎞のようにチームごとに固まっての棒状の集団。そして今、僕はその先頭にいる…これは気持ちいい。(しかし足は使わされている)

 

そんなこんなしているうちにあっという間にエイドへ。この数㎞はほんとに夢のような時間だった。減速しエイドへ入ると「ありがとう!」「良い引きだ!」などとペダリストチームから声をかけられる。むしろ僕が楽しくて勝手に前に出てしまってスンマセン…っていう気分なんですが。 

 

ふらぱんもペダリストチームのかたから「君たち走りキレイだねー!」と誉められていて上機嫌である。

 

多田ASではカットフルーツやおにぎり、コーラやアクエリアスなど。他の参加者がコーラの紙コップへカットレモンを入れていて「めっちゃ頭良いな…」と、すぐに真似っこ。はー、うまい キンキンに冷えてればなお良しだが、まあ贅沢は言うまいよ。

 

多田AS→小木AS

次のASへ向けて出発する。

小木ASのあとは最後の難関「小木坂」が待ち構えているから、できればこの区間はしっかり足を休めたい。が、ここに来て再びの向かい風。

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僕はともかく、軽く無茶なペースに付き合わせた二人にはしっかりと足を休めてもらいたい。ならば、やはり前を引いて貢献する他に僕の出来ることはない。上体をなるべく起こし、後ろのエアポケットを大きくする。

さっきたらふくおにぎりを食べたというのにガンガンと燃えて無くなっていくのがわかる。

エイドまで1㎞の文字をみたとたん 緊張の糸が切れたのか、急にトルクがかけられなくなった。残りの1㎞は手近にいた参加者の後ろにつき、なんとか小木エイドへ到着する。

 

小木AS→素浜AS

小木エイドではなんとか餅(覚えられないほどにニノマエは弱っていた)って御当地名物が配られていた。中にあんこが入っている?ふらぱんとふみヤンが嬉々としてたべていたのは覚えている。

とにかく味噌汁とおにぎりを腹に詰め、体と言う炉に燃料をくべる。あぁ、米が…米がうまい。

 

小木エイドは我々が佐渡に上陸した、「小木港」のそば。つまり、ここからの道は少し車で走っているのである。

フェリーでうけたダメージでグロッキーだった当時の記憶を掘り起こす。

ニノ「はて、小木坂ってけっこうヤバめだったのでは?二人とも覚えてる?思い出した?」

ふら「あ…思い出しちゃいました…」

ふみ「何てことしてくれるんですか」

ふら・ふみ『はぁーあ…』

 

二人からの暖かい激励を受けて再び走り出す。

太ももからふくらはぎまでを持参したエアーサロンパスで無理やり回復させはしたが、さあ…どこまでもつだろうか。

 

 じわり、じわりと斜度が上がってくる。

後日、たまたまこ区間をムービー撮影していた参加者の動画に映り込んでいたのを発見した。斜度と疲れできったねーダンシングをかますニノマエ。そしてその後ろを相変わらずのハイケイデンスでついてくるふみヤン。ふらぱんはここから1m30sくらい後ろだったようだ。

 

 

坂の終わりではどこかの宿だろうか、玄関の前で和太鼓をうちならして応援してくれている方も。リズムに合わせて精一杯手を上げてこれに応える。

 

素浜AS→ゴール

 小木坂を下り終えて少し行くと素浜AS。

これが最後の補給である。

 

持参したカフェイン系の補給ジェルを胃に叩き込み、なんとか最後の活力を体に作らせる。

 

細かいアップダウンを越え、あとは平坦…残り15㎞でとうとう限界が来る。踏んでも回しても20km/hも出なくなってしまった。後ろ二人も限界なのだろう、抜かすこともなくこのペースに合わせてくれている。

 

そんな調子で7㎞程走る。

他の参加者もにたような雰囲気で、疲れから軽くうなだれたようなフォームでゆっくりと軽いギアを回している。

 

残り8㎞、市街地に入る。これを抜ければとうとうゴールである。

時計と、手元の足切りタイムを記入した表を見比べる。すでに1時間以上の余裕はある。完走できないということは、まずないだろう。

競うレースでもない、順位やタイムも開示されない。早く戻ってきたから偉いわけでも、遅かったかダメということも無い。

それでもなぜか、沿道からの声援を聞くと限界な足に力が入った。

 

振り替えると背中をツりそうなので、ペースを上げて良いか声だけで二人へ確認する。

 「ツりそうですけど、いけます!」「やれます!」ほんとに、頼もしいばかりである。

 

ゆっくりと、ゆっくりとペースは上がっていく。振り返りはしなかったが、車輪の音が増えている。他の参加者も僕らのトレインに乗っていくようである。

どうにも、僕は後ろに人がいる方が強いらしい。気付けば、オールアウト寸前の体で時速は30km/h越え。

 

市街地を抜け、海岸沿いのストレートへ戻ってくる。

遠くに今朝くぐったゲートが見える。

『ニノマエ、ふらぱん、ふみヤン fromTOKYO!well come baaaaaack!』

スピーカーから声が響く。

さっき踏んだセンサーで選手の帰着を把握していたようだ。ずるいなぁ、こういう演出。こんなん嬉しいじゃん。

 

両手離しでガッツポーズをとってみたが、横風に煽られてふらつくので諦めた。(cosmicめ…こういうところでディープリムが恨めしくなるとは。)

 

三人横並びでゴールゲートをくぐる。

休憩込みで足切り-1h:15mくらいか、僕らは初めての佐渡ロングライドを無事に走りきった。

 3人して、疲労と充足感から無言のまましばらく呆けていた。

 

 

 ふらふらとグラウンドで休む。

ゴールではつみれ汁が配られていた。…実に体にしみる。

 

そして、例によって専門学生によるマッサージをうける。

ニノマエの膝と股、腰と背中は曲げるたびにバキバキと音を立てるほどだったので、学生に何度も痛くないか心配された。

 

 

車へ戻り自転車を積み込む…そして小木港フェリー乗り場へ。

さらば佐渡、絶対また来ます。きっと、来年。

 

行きの船ですっかりトラウマを植え付けられた我々三人は、酔い止めドロップを口に含み若干の緊張とともに出港を待つ。既に外は暗い、波の様子などわからない。

しかし、どうにも船は揺れない。そうか、これが普通なのか・・・

そんなことを考えているうちに意識がフェードアウト。どうやら爆睡していたらしく、気付けば直江津港。下船準備のアナウンスが流れていた。

車に乗り込まねば、起き上がろうとした体が、主に腰から下が鉛で置き換えれらたかのように重たい。

すさまじい疲れである、が、どこか心地いい。

 

再び夜通しの運転。翌日に仕事は休みをとっておいて正解、ここから仕事なんて絶対に無理である。翌日普通に出社予定のふらぱんは後部座席で丸まって寝ている。

かわいそうなふみヤンは、運転手が寝ないようにずっとおしゃべりに付き合わされている。

 

そんなこんなで夜は更け、そして明け、東京へ帰り着いた。

途方もない丸二日間だった。次回があるなら、次はもっと賢く動こう・・・

 

レンタカーを返して家まで歩く。

驚くくらい朝焼けがきれいだった。

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次はどこへ・・・いや、まずは寝よう。

 

つづく

 

 

 

佐渡ロングライド210! 前編

 

どうも、ニノマエです!

「前日編」に引き続き、佐渡ロングライド当日(前編)に、なります。

 

朝…というか、夜中3:00。

聞きなれた携帯のアラームにたたき起こされる。

布団に入ってからの記憶がほぼ無いので、秒で寝たんだろうと思われる。

二人は割とすんなり起きてくれた。ベルコンは朝苦手マンが多いため、これは中々珍しい事である。

 

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宿のかたの用意してくれたお弁当を受け取り、車へ乗り込む。

会場駐車場は満杯で、少し離れた(2㎞くらい)のところへ停めるように指示される…あれ、これ時間まずくないか?

 

Aグループの出走時間が近づくなか、車から自転車を取りだしバタバタと支度するも間に合わず、A2グループ出走へ遅刻。A3グループ後方からのスタートとなる。周りが3000番台のゼッケンのなか、2000番台の我々三人…

そしてニノマエ、携帯を忘れてくる大失態。写真は二人に任せた…

 

 

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さあ、いよいよ佐渡ロングライドが始まる。

コースは佐渡島外周ぐるり…かと思いきや、意外とたまに内地を通るルート。落石の影響でコース変更がなされた110㎞地点は、成木ばりの激坂が待ち構える難所。今回が初のルートな様で俗な名前がついていない。ニノマエは勝手に「名無しの怪物」と呼ぶことにした。

 

他にも名物のZ坂や大野亀、小木坂と「ヒルクライム」とまではいかないながらもしっかりと登りの多いコース。しかし、足切りタイムは実はそんなに緩くない。ならばやれることは、ひとつ…

 

なるべく序盤でペースをあげてマージンを確保する作戦、名付けて

「序盤100㎞をなるべくハイペースでこなしてマージンを取る作戦」

そのまんま。

 

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スタート→相川AS(エイドステーション)

出だしは追い風微風、悪くない。

昨日の天気が嘘のように、雲はどんどん東へ流れていき、西からは晴れ空が既に見えている。

 

 疾走、ベルコントレイン。コズミックの本領発揮である。左手に水平線を眺めながら35㎞/hくらいで巡航していく。ふみヤンにオーバーペースを心配されたが、まだまだ燃料は少しも削れていない。

 

相川ASへ到着。最初の20㎞は40分程で到着してしまった。

相川ASでは地のわかめの入ったお蕎麦、海草入りお粥、オニオンスープをいただいた。

気温はまだあまり上がっておらず12℃くらい。

暖かい食べ物が身に染みる…そしてお米うまい…

 

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相川AS→入崎SS(スイーツステーション)

相川ASを出がてら「次は20㎞先、入崎SSだ!」と言うと『スイーツ!スイーツ!』と二人のテンションは爆上がり。女子ふらぱんはわかるとして、意外にもスイーツ男子ふみヤン。

 

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さあ、そのテンションに比例するように巡航速度も上がっていく。下り基調?追い風?驚異の40㎞/h巡航。そして、常にトレインの頭に居たので気づかなかったが、振り向けば30人近くの大集団。…これは…アガる!

 

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はたして、あっという間にA2グループ(のメインだろうと思われるあたり)までジャンプアップを果たし、ひとまず気持ち的な余裕を取り戻すベルコン三名。

せっかくの追い風なのに減速するのも勿体ない、その集団はそのままパスしてさらに前へ行く。「(こんな大トレインは)千葉以来っスね」と後ろからふみヤン。

いやいや、これはそれ以上だよ…。

 40㎞をこんなに早く走ったことは数える程度にしかないだろう。あっという間に入崎SSへ到着。

 

入崎SSではスイーツステーションの名の通り、甘味が我々を待っていた。大福、饅頭、きな粉もち(←絶品!)、マドレーヌ、カットフルーツ。ボランティアの女子学生が「フルーツ、めっちゃ切りたてー!」と叫んでいたのが地味にツボ。

 

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ここでふらぱんは長ジャージをパージ。

ふみヤンと僕は長インナーなので、少し暑い気もし始めていたので、服装に関してはふらぱんが大正解だったかと。

 

 

入崎SS→はじきのAS

入崎SSを出るといよいよZ坂・大野亀と名物坂が2本現れる。

 

遠くからでもその姿がだんだんと見えてくる。文字通り、「Z」の形をしているからZ坂。

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斜度で言うならさながらヤビツ表の蓑毛あたりか。

折り返して、Zの右上あたり。絶景…

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下ってすぐに大野亀が見えてくる、と同時に登り始める。岩の形がほんとに亀の顔に見えるのだ。

 

登りは各々のペースで行かないと逆に消耗するので、てっぺんでふらぱんを待つ。が、どの坂もほとんどタイムラグなく登ってくる…オーバーペースも心配したが、表情には余裕がありそうだ。キシリウムパワーか…いや、強くなったんだろうなぁ。

 

 

はじき野AS→両津BS

島の角を曲がり、風は向きを変え向かい風になるが、 風に負けずに前を引く。

伊達に荒川の向かい風を何度もこなしてはいないつもりだ。

 

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ぐいぐいと先頭を行きつつ、いくつものトレインをパスしてきた。まもなく両津BS。手元の時計で確認する限り、 獲得マージンは驚異の1h50s!

いける…いけるぞ!

 

 

いよいよ次は後編。お弁当とマッサージで回復した後、コース変更でできた驚異の登坂コースと小木坂、そしてゴールを目指します。

佐渡ロングライド210! 前日編

 

どうもニノマエです。

 

とうとうこの日がやって来ました!2018スポニチ佐渡ロングライド210!

今回は前日編、移動と宿泊です。

 

メンバーは佐渡メンこと、私ニノマエとふらぱん、ふみヤンの三名です。

 

金曜、仕事を終えて帰宅。はやる気持ちを抑えて仮眠をとる。このあとは佐渡まで夜通し運転なので少しでも時間のある時に睡眠を取っておかないと危ない。

うとうとしているとふみヤンが到着。程々に荷物を整え、ふらぱんを途中で回収しつつ いよいよ車で佐渡へ向かう。300㎞の運転…あれ、実は途方も無いことが始まろうとしてるんじゃないか?

 

そんな我々ベルコン佐渡メンの、装備紹介。

 

ニノマエ

相変わらずのBOMA rasoa、SHIMANO ultegra-di2。ホイールは向かい風や他二人の牽引も考慮しMAVIC cosmic-carbonSLS。ギアはセミコンパクトに28-12。

ライトとベルを装備してロングライド仕様のハンドル周り、これでいてスッキリまとまっているのは中々に自慢。

ボトル2本積みのため、ツールボックスはシートポストへ。翼断面形状のため、つけるための金具を探すのに苦労した。

 

ふみヤン

BOMA refal、SHIMANO 105、ultegraホイール装備。こちらもいつも通り。ボトルは2本積みで、ツール類はサドルバックへ収納。

ハンドル周りはライトとベルとBOMA乗り二人してほぼ似たような装備。

 

ふらぱん

KHODAABLOOM falnaSL、SHIMANO 105。今回はニノマエのMAVIC ksyriumを装備。登り区間でなるべく楽をして200㎞完走を目指す。

ボトルは1本で、もう1本には空のツール缶をさす(脱いだ長ジャージをしまうため)と、かなり軽装備。これが後で功を奏するのだが、それは追々書いていくことにしよう。

 

 

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話は車内に戻って、大雨のなか夜通しの運転。

どうやら僕が居なくなる関東は、この土日快晴のようだ。

ふみヤン「逆『修造』ですね」

ふらぱん「ふたりがぶつかったら打ち消しあって消滅するんじゃないですか?」

運転手に優しい労いの言葉をかけてくれる、こんなチームが大好きです。

 

途中何度か休憩を挟み、いよいよ直江津港へ到着。いざフェリーへ乗り込むも、不穏なアナウンスが流れる。「本日、嵐の影響で波が高く 船が大きく揺れることが想定されます」等々…。そのときはまだ「まぁ船だしそりゃ揺れるだろ。アトラクション気分で楽しんじゃいますよ」くらいに思っていた。

 

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数分後、いよいよ港の波止場を出てから「人間は自然には消して勝てない」ということを思い知らされる我々一同。 

阿鼻叫喚、大荒れの海へ強行するフェリー。

縦揺れ横揺れが延々と続き、少し気を抜いたら今すぐにでも胃の中のものを戻しかねない。

 

もはや椅子にしがみついて深呼吸をする以外にできることは、一秒でも早く佐渡についてくれと祈るばかり…

『当船舶は、嵐による高波の影響で運行が遅れており、約30分遅れての到着となります』

…いっそ一思いに殺してくれ。

 

満身創痍で佐渡へ上陸。

車内、無言の三人。すっかりフェリーに対するトラウマを植え付けられ、昼時だと言うのに胃がひっくり返っているせいで空腹感もなく、顔面蒼白のままエントリー受付へと車を走らせる。

 

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登録を済ませ前夜祭会場へ。

会場では専門学校生によるマッサージが受けられ、お陰さまで幾分回復することができた。

 

そしておまちかねの抽選会!

各協賛企業や、地元企業から沢山の景品が出されており、なんと!ニノマエのゼッケン番号も呼ばれるじゃないですか!

はー、長時間運転して、辛い船に揺られて、そりゃこれくらい報われることもあっても良いよね…!

 

ニノマエの当選した景品はJCRCからのプレゼント。ソックスとキャップ…(なんと僕の出ていた初戦と2戦目の参加賞でした。詳細は「孤軍奮闘記」を参照)

いや、うれしいですよ!?ソックス、いいじゃない。黄色だからラソアとも合うし!でも何ですかね?この釈然としなさは!折り畳み自転車とかホイールとか欲しかったさ!

 

 

本日の宿、ホテル吾妻。

部屋からは素晴らしいオーシャンビュー!どうです?これ部屋からの眺めです!

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そして素敵なお夕飯。

文字で語れるものではないので写真をどうぞ!

 

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↑お手製だという梅酒、疲れが吹き飛ぶ美味しさです!

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↑魚のすり身のお吸い物、体の芯から温まるような・・・

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↑新潟まできて日本酒をやらなかったら罰が当たります。

贅沢に地酒5種飲み比べセット!

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と、合わせて最高のタイミングでお刺身登場!アジの歯ごたえがッ・・・!

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湯葉のあんかけ!日本酒の好適品すぎてもう・・・

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↑鶏肉のソテーと、その奥に見えるカニは3人して写真を撮る前にむしゃぶりついていましたとさ・・・カニほじるときってなぜか無言になりますよね?

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↑お米!うまいー!

右はアゴ(トビウオ)のすり身のつみれ汁です。これまた美味!

 

 

 

布団に入ると、さすがに疲れからか意識はすぐにフェードアウト。

寝て起きたら210㎞走るのか…

全然実感がわかないなぁ…。

 

つづく

 

どうしツアー 後編

アンディダオ

 

かめいさんの自転車も出来上がり、荷物を駅に預けて出発。

そしたらさなっぺが「俺道志道の行き方わかんないんだよ...教えてくれよ」と言い出した。本当にわかんないのか...?と疑問を抱きつつ前をひく。

 

前は最後尾と違ってサインをいっぱい出さないと行けないし、前の交通状況に気を張り巡らさないと行けないから神経を使う。でもやっぱり前は道をどんどん切り開いてく感じがしてとても楽しい。

 

 

橋本駅からのコースではちょこちょこ坂があって、かめいさんが今日どのくらいいけるのか知りたかったので時速18kmくらいで登ってみて、何メートルくらい離れるのか試して見るとなんとぴったりくっついて来ている。これには少し驚いた。振り向いてつい「おーっと!」と言ってしまった。かめいさんの成長スピードには目を見張るものがある。

 

「まさか坂でもぴったりついてこれるとは思わなかった。」と本音をこぼすと最後尾からさなっぺが「なめんなよ!かめいさんの実力はこんなもんじゃあないぜ!」と野次を飛ばしてくる。

 

アンディ「この力もかめいさんの実力の片鱗に過ぎないっていうのか...」

さなっぺ「こないだ表ヤビツ登り切った時にもうどんな坂でも余裕って言ってた...」

かめいさん「言ってないし!どんどんハードルあげるのやめてぇ!」

 

 

この調子でぐんぐん進んで三カ木交差点でジュース休憩。

休憩を終えてから直進しようとするとさなっぺが「え?ここ左折じゃねえの?」と訂正してくれた。道知ってんじゃねえかよぉぉ!!!

 

 

順調に自転車を進めて行くと「道志道」への看板が。

かめいさんが「はあ..俺ここくるの来年くらいかなあって思ってたんですけど..」とぼやく。まぁ、かめいさんが「今日裏ヤビツですよね」って送らなければ今日は裏ヤビツだったよね。

 

道志道を進んでいって開始10kmで僕が「あっもう疲れたわ無理」といって突然戦線を離脱。冒頭の平坦で筋肉を使い果たしたらしい。

前回の椿ライドといい、坂道担当のくせに坂道で全くいいところを見せられていない。ひょっとしてこいつ全然速くないんじゃないの...??そんな空気が立ち込める。

それから平気な顔してかめいさんに引いてもらいながら道志道を進んでいったが、途中で本当に限界がきてトレインから離脱。そこからはさなっぺとかめいさんの二人旅だった。

 

道の駅どうしに着いたのは14時過ぎ。

それぞれ食事を注文してレストランで休息する。プロデューサー活動にも余念がない。

かめいさんはちゃんとライブを消化していた。

 

 

じゃあそろそろ帰るか〜という流れになって外に出ると寒い。

普通に寒い。これ下り基調の帰り道結構厳しいのでは...?と言いつつ完全に半袖はかめいさん一人である。可哀想すぎる...。僕はアームカバーをしていたので片方いる?と勧めてみる。試しにつけてもらったら「なにこれあったかい!!」と感動していた。アームカバーってあったかいよね。

 

帰りはとにかく「みんなで」「さっさと」「帰る」ことを優先して、トレインを組んだ。3kmごとくらいに先頭を交代して3人で言葉を交わさずともローテーションになる。どうしの帰りは楽しい。登りもあるけど下りの時の貯金で結構登れちゃうし、かなりのハイペースで山道ライドを満喫できる。

 

途中かめいさんの足も売り切れてきて、僕と二人でさなっぺに引きずり回される。

僕もかめいさんも途中から登坂パートで技術で登ることを諦めてスプリント態勢で無理やり登る作戦に移行していた。

 

そんなこんなで橋本駅には19時前に着いた。やっぱり帰りは早いや。

途中の道の駅までとはいえ、かめいさんは道志道も体験してしまった。

もはや初心者ではない...。もう行けない坂はないよね!と言いかけて、今度は是非成木に連れて行こうと思うのであった................。

 

橋本でさなっぺは輪行離脱、僕とかめいさんはそこから15kmほど走った。

帰ったら総走行距離は155km。佐渡メンツには及ばないけれどいい練習になったかな。っていうか今までで一番長く走ったわ。疲れた...。

 

 

 

どうしツアー 前編

 

アンディだよ

 

とりあえず、ニノマエ・ふらぱん・ふみやん一行がツールド佐渡に旅立った。

金銭的にも体力的にも普通の土日に佐渡まで行くのは厳しいゾォ〜と思って断腸の思いで断ったイベントだったが、やはり羨ましいものは羨ましい。

 

そして何より、チームが注目する「富士ヒルクライム」3週間前にして、そんな強烈なイベントに出るとはなかなか良いトレーニングではないか。なんか200km以上走るみたいだし。

 

やばいやばい。やばいよ。俺たちもこうしちゃいられない。

なんだか焦る。

 

そして焦り出す男がここにも一人。

 

さなっぺ「俺たち東京残留組もなんかこう...ロングライドをやりたいものだね....!!」

 

そしてまた一人....。

 

かめい「今年は富士ヒル出ないですけど来年は出たいので今から鍛えないとですね」

 

こいつ..チームで一番長期的な練習プラン練ってやがる...!!12ヶ月前からレースを意識するとは只者ではない。

 

 

 

以前からさなっぺの間で話題になっていたイベントがある。

 

do.l-tike.com

 

 

その名も「グランフォンド丹沢」である。

結局出なかったんだけど今でも出なかったことを若干悔やまれるイベントだ。

秦野スタートからの、ほうほう、表ヤビツを抜けて裏ヤビツを下り、ふむふむ、道志道に出て山中湖に行って帰ってきてください!えええ!

バカじゃないの?!総走行距離は146km。距離だけ見れば行けなくはない気がするが、途中には表ヤビツと道志道が含まれている。生きて帰れるわけがない。

とにかくその時はちょっとびびったのもあって参加を断念したのだ。

 

さなっぺが言う。「あの時のグランフォンド丹沢みたいなのをやろうよ。彼らも佐渡で頑張ってるんだからさ。俺たちも負けてられないよ。」

 

 

それで結局、さなっぺが新宿→橋本→山中湖→橋本→新宿と言うイかれたコースを提案。これ往復で220kmあるんですが。これを走り切るなら俺たちは朝6時には新宿を出発してなければならない..。なんでこんな過酷なことをわざわざやろうとするんだ俺たちは。

 

 

まあこの計画が日曜日だったんだけど。

突如僕が土曜日に仕事が入り、6時新宿出走が怪しくなる。

 

アンディ「ごめん前日仕事入ったわ」

 

さなっぺ「俺も」

 

そう言うわけで集合が7時にずれ込み、

それからさらに8時までずれ込んだ。

 

 

 

 

 

当日8時新宿。

もう無理だぞ。8時出走で山中湖に行って帰って戻れるわけがねえ。220kmって言うのはな、時速20kmで休みなく走り続けて11時間かかるんだ。8時から走ったら戻るのは19時だ。休憩やら食事やらで実際の到着はもっと遅くなる。

 

 

 

 

じゃあいいや...今日はさ....

裏ヤビツでもなんでも...行きますか。

 

 

 

そんなことを言いながら僕とさなっぺは橋本に向けて走り出した。

走っている途中に僕が思いついて「そういえば今日かめいさん走れるよ。グランフォンド丹沢やらないならかめいさん誘おうよ。裏ヤビツなら走れるでしょ。」

さなっぺは賛成。早速かめいさんに電話するとOKの返事が。

 

よし、橋本で落ち合おう。

僕がさなっぺの前に出て平坦をひく。なかなか見られない図だ。

今日は足の調子が良い。ちょっと飛ばしてみるか。

ビアンキストアから帰ってきて、ペダルもBBも新品だ。

 

僕は強めにペダルを踏み込んでペースをグイグイあげた。

無風で時速40kmで直線を飛ばして走る。後ろでさなっぺが「良いひきだ!!」と褒めてくれた。そんな良いペースで僕とさなっぺは橋本に着いた。

 

 

二人でマクドを貪ってかめいさんの輪行到着を待つ。

するとさなっぺがかめいさんからのラインを僕に見せる。

さなっぺ「なんかこんなメッセージきたんだけど....。今日は裏ヤビツですよね。秦野から輪行ですねーだって.....」

さなっぺ「どうしてくれよう」

「なんで?!?!」

 

どうやら自分たちで切り替えた安楽コースをあらかじめ予想されていた展開が面白くなかったようだ。

 

 

そうこうしているうちにかめいさんが到着。

ちょっと離れたところで輪行解除の作業を始めるかめいさん。

 

その間に僕とさなっぺで作戦会議を立てる。

さなっぺ「だからさ..裏ヤビツじゃなくてさ...山中湖にこれから行くんだよ。帰り電車だったら負担にならないし。時間もかからないし。」

アンディ「だめだ..富士山駅〜八王子は結構電車でも高いし、一本で帰りたければ16時には向こうに着いてないといけない。それはしんどい」

さなっぺ「じゃあこうしよう、道志道途中にある道の駅どうしまで行って、帰ってくる。これなら55kmx2で110kmの山岳コースで抑えらえる。」

アンディ「待て待て今度こそアイツ死んじゃうよ!

と離れたかめいさんを指差して息巻く僕。

かめいさん「え 死んじゃうってなんですか?」

と言ってかめいさんが手を止めてこっちを見る。

さなっぺ「気にしないで、こっちの話だから」

かめいさん「アイツ死ぬって聞こえたんですけど...」