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下ハン握って、アウターで。

大学時代の愉快なメンバーを中心に、ロードレーサーを縁にまた集まったり集まらなかったりする活動記録

こくまろ、デビュー!大垂水峠

今回はアンディがお送りします。

こくまろは僕の中学時代からの友人で、お互い社会人になっても仲良くやっていた仲だ。
僕としては彼にぐいぐいとロードバイクを勧めた覚えはないけれど、一度一緒に自転車をめぐって「そうら、僕はこんなかっこいいマシンに乗って千葉を走り回ったりしてるのサ。愛車をいじるのって最高に楽しいし、仲間と一緒に風を切り裂いて進むのって超気持ちいいぜ」くらいは言ったかもしれない。

そういう事前のやり取りがやりつつ、「ロードやりなよ。君はspecializedがお似合いだよ」と言ったら本当に翌日高円寺でspecializedTARMACを買ってしまった。びっくりした。

それにしても自転車屋のアフターサービスというものは実に店によってまちまちなようである。僕がビアンキショップでビアンキを買った際には、何度も何度も調節のためにマシンに乗ってペダルを漕いで、正確な高さを出してくれたし、そのあとは「講義かよ」ってくらい長い自転車の基礎知識の講座があってすごく助かった。

こくまろの行った店は正規店ではなく、しかも店舗の規模も大きくなかったため、ざっくり言えば「買っただけ」状態であった。


それから僕と彼でワイズロードに行き、必要なものを揃え、その翌週だかに一緒に走ることになった。こんなふうに卒業しても仲良くスポーツが出来る友人というのはありがたいものである。


それでちょっとウチのチーム(いい加減名前を決めませんか)のほうに報告をしたら「おれも行きたい」「おれも」ってんで、さなっぺとニノマエが急遽やってくることになった。ニノマエに至っては新幹線で来た。



当日大垂水を走ることが決まった。親にその話をしたら「自転車始めたばかりの人間にそんなことをさせて、こくまろは早速ロードバイクが嫌いになってしまうかもしれない。」と本気で心配していた。僕も心配だった。彼は見た目からして明らかにスプリンターだったからだ。



そして全員が集合して、挨拶もそこそこに走り出した。みんな社交的な人なので色々スムーズで僕としては助かった。それにしてもニノマエが飛ばすのである。後ろにフラペの初心者をつけて時速30キロだすのはいかがなものか。いかがなものかと言いつつ僕は置き去りにされた。


いくらクライマーとはいえこの程度でちぎれてしまうなんて、そんなに僕は衰えたんだろうかとショックだった。落ち込みながら走った。登りでもちぎれたし下りでもちぎれた。
そしたら途中の相模湖で気づいた。最初からブレーキシューが接触したままだった。なんてことだ。。。おそらく車体を車に乗っけたときにブレーキがずれたのだと思う。要するにブレーキをかけたまま必死に自転車を漕いでいたのである。おいつけるわけがない。

自分のことで精一杯だったけれどこくまろがニノマエにきっちり付いているのをみて唖然とした。僕なんかは初めてロングライドをしたときは15キロで「休憩したい」と言い出した始末だったのに。やっぱりスポーツマン体質なんだなぁと勝手に感心するアンディ。

途中の下り坂でダウンヒルスペシャリストのニノマエを追おうと同じスピードを出したこくまろがロードから落車するというやばいアクシデントがあったが、当の本人は膝と軽く擦りむいた程度だった。55キロ以上出ていた筈なんだけどなんで大怪我してないんだろう。。。

自転車のほうがさすがに無傷ではすまず、後輪タイヤが擦れてめためた、パンクもしていた。ちゃんと落車のときに後ろでカバーしてくれていたさなっぺのおかげで大事に至らずに済んだ。



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こくまろのタイヤにガムテープで応急処置をしてから大垂水峠へ。予め決めていた通り
こくまろ、ニノマエ、アンディ、さなっぺ の順番にスタート。



結局ゴールは
ニノマエ、アンディ、さなっぺ、こくまろの順番で、経験者はそのままの順位でゴールする結果となった。僕がこくまろに言いたいのは、とにかくビンディングにしてみろ、ということだ。初のロングライドでこれだけやったら大健闘だと思う。やっぱりさなっぺが後ろについているのは怖い。いつ抜かれるんじゃないかと怖くて何度も後ろを振り返りたくなったけれど、振り返ったらまたそれで体力を使いそうで一度も振り返らなかった。
2キロ地点でニノマエが遠くにちらついて、距離を縮めていったけれど結局追いつかなかった。見苦しい言い訳をすれば無理して踏むタイミングがないままゴールしてしまった。とか。それにしてもハンデがあったとはいえ山で負けるのがこんなに悔しいとは思わなかった。知らず知らずのうちにクライマーとしての自覚が強くなっていたのかもしれない。さなっぺも悔しかったと思う。
来年の目標はリベンジだ。ニノマエを倒す。あるいはニノマエの自転車を倒す。押し倒す。



帰りは自転車屋でこくまろのタイヤを購入して空気を入れた。車へ向かうときはもう6時になっていて、あたりは暗いし、すごく寒かった。軽自動車に自転車を3台乗っけて(ニノマエは3台ものるなんてすごいね、と言ったが助手席と後部座席の人間がホイールを抱いている状態は乗ったとはいえない)帰った。今度は大きい車で来なければならぬ。


走行会後はこくまろがちゃんと楽しめたかどうかとてもとても心配だった。今度は荒川でもなんでもいいから平たいところを一緒に走りたいと思った。そうだ、こないだ行った三浦半島がすごく気持ちよかったから一緒に走ろうではないか。