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下ハン握って、アウターで。

大学時代の愉快なメンバーを中心に、ロードレーサーを縁にまた集まったり集まらなかったりする活動記録

都民の森 登り収め

アンディがお送りします。

先だって和田峠にボコボコにされてから(なんなのあの斜面は!)、「もう少しちゃんと山をふれあう感じで"登り"を楽しみたい!」と思った僕はグループラインで都民の森ライドを提案した。今年最後(?)の登り企画はここから始まった。

 

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実を言えば、もう自転車はシーズンオフに入っている。

 

フルームとかも休暇を楽しんでいるようなツイートしてたしね。(フルームとサガンと新城をTwitterでフォローした)っていうのはなんでかというと①寒いから②日が落ちるのが早いから

でしょうね。

寒いのはもう、しんどいよ。特にヒルクライムは登りで暑くなるからといって薄着で登ると帰り無茶苦茶寒いしね。そうするとどうなるかというと僕みたいに登山リュックに着替えをたくさん詰めて登るローディーが完成するわけだ。

 

本日はニノマエ・さなっぺ・アンディにて。

 

12時40分八王子駅発だ。帰りはきっと夜になるであろう。

ニノマエは先に八王子駅に荷物を預けての出発。ルックのクリートがぐらぐらして安定して踏み込めない。赤が一番動かないやつだと思ったらそれはシマノ基準だった。ルックは黒が一番固定されるんだねぇ。次は絶対黒を買おう。

20号をちょいと進んでから秋川街道に入る。僕の見立てではここから同志道のようなのどかな道が15km続くのだろうと思っていたが、信号が多い!ストップとスタートが多すぎてけっこうフラストレーションがたまった。

途中から信号はなくなったが道幅が狭く、あまりサイクリングを楽しむための道ではないかも?少なくともニノマエさなっぺからは不評だったようだ。

 

それから武蔵五日市駅に到着する。前回(5月)にきたときは車だったので自分の足でこれたことにちょっと感動する。駅前で小休止。さなっぺはここで荷物を預ける。僕は迷った末に荷物を背負って走ることに決めた。都民の森絶対寒いし。しかも下り夜になるんだよね?だったら登り重い思いしても防寒具は持っていくぞー!

 

ここから24kmくらいだっけ?とニノマエが言うので「いや...?確か34kmじゃなかったかな」と答えると顔をしかめる。僕も自分で言って「34km登るのか…面倒くせえな」とちょっと思ってしまったのは確かだ。さなっぺは「あ、じゃあこのプレイリストじゃだめだ」と言って楽曲をいじっていた。

 

それから3人で出発。ニノマエ・アンディ・さなっぺのいつもの順番。

僕とさなっぺは楽曲「ACIDMAN」をチョイス。冬の風に洗われながら林道を登っていくと神聖な気持ちになる。

 

ニノマエは相当良いテンポで登る。

ちょこちょこトルクダンシングを挟んで結構ハイペースだ。ダンシングをされるたびに距離を離されたがシッティングのまま我慢して吸収。その繰り返し。

15kmくらいしてニノマエが「だああ疲れた!全然ちぎれないんだもんな」と言ってペースを落とした。なぜちぎろうとするのか!

ペースを落としたのは正解だったと思う。そこから先は本格的な斜度が連続していて、足を温存しながらも使うところは使っていかないといつまでたってもゴールにたどり着けない。下を見ればふらつくし、上を見れば先に延々と続く坂が見える.....。先を見すぎず、足元を見すぎず、ちょっと前の方を見て進むのがいい...って『海辺のカフカ』のジョニー・ウォーカーも言ってた。

 

そのあたりからニノマエさなっぺアンディの隊列に変更。旧料金所までたどり着く。

ニノマエの驚きの成長に対面した瞬間であった!前回の旧料金所といえば僕とさなっぺはニノマエを待つために自転車から降り、喋っているうちにシューズを脱ぎ、靴下を脱ぎ、超リラックスしながら待っていたくらいの差がついていたのに…!!

当たり前の顔をして集団に残っているニノマエに驚くアンディであった。

 

そのまま止まらずに旧料金所を通過して黙々と登る。

そうしたら一気に体が重くなって、速攻で二人からちぎれた。サイコンから見るに二人は時速16kmくらいで今まで通り登っているだけだ。

僕のスピードはそのまま落ち続け、時速8kmにまで落ちた。正直、進むだけで精いっぱいだった。やっぱり荷物担いだままは無茶だったか、、重すぎてだめだ、と思ったとたん今度は視界が狭くなってきた。とても眠い。そして体が重い。

 

ハンガーノックか!!

 

と思ったときには2人とはだいぶ距離が離れていた。

考えてみれば今日の朝・昼ともに量は控えめ、前日の夜にしたってあまり食べていない。準備が甘すぎたのだ。あるいは都民の森を舐めていたのかもしれぬ。

 

都民の森まであと2kmのところで視界がチカチカしてきた。ポリゴンショックみたいに目の前が明るくなったり暗くなったりして、今にも自転車から落ちそうだった。

一度自転車から降りることも考えたが、降りたところで食事があるわけでもなく、仕方がなくヨロヨロと登り続けた。時速8km。クライマーにあるまじき惨めな姿であった。

 

あーしんど.....。

 

それから都民の森に到着。生還、という気持ちだ。

ニノマエが出迎えてくれた。さなっぺは風張峠を目指してそのまま行っちゃったらしい。『のりりん』のリンちゃんかよ。リンちゃんだったらそのまま奥多摩まで抜けて行っちゃうだろうけどね。

 

 

都民の森は寒い!思った通りだ!

カバンから上下の防寒具を取り出して装備する。ぬくいぜ。

おれはこのぬくもりのためにここまで苦労したのか..我ながら何がしたいのかよくわからない。

 

売店でけんちん汁とお団子を買う。おいしい。もうなんでもおいしい。

すべて平らげてからもう一度けんちん汁、それから味噌田楽を頼んで食べる。おなかがいっぱいになって少し元気が出た。ほどなくしてさなっぺが遅れて帰ってきた。「ちょっと黄昏てから戻るわ」とラインしてたけど風張峠山頂にくつろぐ要素一切ないだろ・・・???寒くないのか?

 

3人ではふはふ言いながら食事をした。こういう醍醐味は山登りと変わらぬ。

 

16時をまわった。ほらね、帰りは夜になるって言ったでしょ。

改めて自転車に乗りダウンヒルスタート。さなっぺは「アンディの後ろにつくわ」という。安全運転でいきましょう。ニノマエはさっさと行ってしまわれた。あれも一種の坂キチであろう。

さむいさむいと言いながらどんどん下る。下っても下っても道は終わらない。当たり前だ。32km登ってきたんだから。

 

冬は日が短い。どんどんあたりは暗くなって、17時をすぎて完全な夜の景観となった。それでも下らなければならない。気づけばさなっぺは僕を追い越しニノマエの方へ向かっていた。

 

夜のダウンヒルは危ない。ましてや都民の森は上のあたりなど若干の雪があるくらいだ。泥・グレーチング、細かい地割れ、追い越し車、対向バイク。一瞬の気の緩みが大事故につながる。

そして都民の森はただ下り続けるだけじゃない。案外、上りがある。くっそ、なんでだよ。行きにこんな坂あったっけ。ハンガーノックあけの体で道をこなす。

今日は、とにかく、だめだなぁ。

 

都民の森を下りきって2人と合流し、武蔵五日市駅へ。

時間は18時。もうここから八王子まで戻ることもないよな....。秋川街道戻るのもしんどいしここから帰ろうぜ。さなっぺも荷物ロッカーから出しただろ?

 

ニノマエ「え、まさかここから輪行して帰るとか言わないよね?!」

と動揺するニノマエのリュックは八王子駅

そしてニノマエ、お前フロントライト切れとるやないか.....。

 

緊急輪行緊急輪行とは、サイクリング中に怪我や不測の事態が起こり、輪行袋がない場合の輪行方法。コンビニでゴミ袋とガムテープを調達し、それで自転車をぐるぐる巻きにして無理やり電車に乗せてもらうやり方を指す。基本的にライダーは愛車を一時的にとはいえゴミ袋に入れなければならず、かなり気分的に惨めな感じになるので極力誰もやりたがらない。

 

八王子までフロントライトなしで15kmは無理だ。ニノマエが折れる。

近くのセブン・イレブンに行く。僕が外で見張りで、さなっぺとニノマエが買い物。

しばらくしてニノマエが出てきて「アンディお金かして....ここゴミ袋1800円する。」と言い出す。どんなゴミ袋だよ!と思ったらあきる野市指定のゴミ袋であった。お金を貸してニノマエは無事ゴミ袋を手に入れる。

 

それからさなっぺニノマエと交代で今度は僕がセブンへ。

とりあえず腹は膨れたのでアイスコーヒーでも飲もっと。

 

アイスコーヒーを手にセブンを出るとそこには倒れた俺のBianchi(あとリファールとニノマエ)が倒れてるじゃないか!

 

僕「おおおおおい!!ちょっとぉぉぉ!!!」

 

ニノマエ「いや、ちが、ほんとにちょっとバランス崩したら自転車ごと倒れて!」

 

俺「ゴミ袋が1800円だったからって!!そこまでしなくても!」

 

ニノマエ「違うからぁぁぁぁああ!!」

 

幸い僕の自転車は無傷だった。

が、ニノマエの自転車はボトルゲージ破損。

そりゃそうだ、ニノマエは転倒して倒れた自転車の上に尻餅ついちゃったんだからな。

それにしてもついてないなこいつ...なんか最近鳥居に落書きしたりお守り開封したりしなかった...?

 

もうこの時からニノマエのテンションはだだ下がりだ。

「もうさ...今日の記事アンディが書いてくれ....これ客観的に見たら面白いけど自分で書いたら...みじめだわ。」

それで僕はこうして文章を書いている。

 

絶不調のアンディ。踏んだり蹴ったりのニノマエ。

さなっぺは何やらポジションチェンジがすげえうまく決まったらしくて絶好調の1日だったっぽい。くっそー勝負したかったぜ..。

 

セブンから駅前に移動し、輪行準備にうつる。

輪行準備してるときってさぁ、なんか並んで立ちションしてるときみたいに静かになるよね。いそいそと。自転車ばらすのとか別に恥ずかしい光景じゃないんだけど、こう、デリケートな時間って感じ。

 

さなっぺとアンディは輪行準備完了!

ニノマエは...苦戦してるな。っていうかゴミ袋ちっちゃ!!フレーム入りきってないじゃないか。見れば45Lとある。あーむりむり。これじゃ輪行できないって。1800円のゴミ袋マジで使えねえな...。

 

「おれちょっとNEWDAYS行ってくるわ」と言って僕は先ほどのセブンと違う駅前コンビニに入った。ガムテープを買うためだ。そしたらガムテープの隣に70Lのゴミ袋が売ってる。350円で。

 

 えーこれどうすんだよ...。

本気で買うかどうか迷う。これ買ったら楽々輪行できるよな...でもあいつ...

へこむだろなぁ....。

 

 

数分悩んだのちに買うことにした。

それにしても気まずい。ニノマエのところに戻ると1800円のゴミ袋をいくつも駆使しながら自転車と格闘するニノマエ......。

 

とりあえずさなっぺにチラっとゴミ袋を見せる。

 

「これ....普通に売ってたんだけど...」

「おいそれはまずいだろ...だってニノマエ...ふふ」

 

笑うさなっぺ。僕はそのままゴミ袋をニノマエに手渡す。「こっち...使ったら?」

 

「どああああ!」と言って1800円ゴミ袋を叩きつけるニノマエ。

なんか!なんかごめん!!!

 

 

それから3人で無事輪行して帰った。

帰りはニノマエと7文字しりとりをした。結構面白いぞ。7文字しりとり。

 

今僕の家には1800円ゴミ袋がたくさんある。

あきる野市指定ゴミ袋だけど容赦なく使っていくつもりだ。

ニノマエはもう二度と見たくないだろうからね....。

 

 

 

 

そして物語は新たなステージへーーーーーーーー!!

 

 

 

 

 

 

 

Coming Soon..!!