下ハン握って、アウターで。

大学時代の愉快なメンバーを中心に、ロードレーサーを縁にまた集まったり集まらなかったりする活動記録

富士ヒルクライム2017(アンディ)

 

富士ヒルクライムを走った皆さん、お疲れ様でした。

とにかく一番言いたいのは「雨が降らなくてよかった!」

 

2週間くらい前から富士山の天気については目を光らせていたのだけれど、当日は雨になったり曇りになったり...。でも当日河口湖につくと曇りで、出走を待っているうちに太陽が出てきてテンションが上がった。

富士ヒルクライムといえば雨合羽を着て参加というイメージが強いのだけれど、去年も晴れだったし今年も結局晴れたし本当によかった..!!確かにレースなら晴れでも雨でもみんなコンディションは同じなのでフェアではあるのだけれど、富士ヒルクライムは全体での順位というよりは個人タイムでブロンズを取れるのか、シルバーを取れるのかが重要なので、とにかく晴れているに越したことはない。

 

レースは18ウェーブ。

30分前になって急に尿意が発生したけど簡易トイレに並んでちゃんとクリアできてよかった。18ウェーブの準備の号令がかかってみんな自分の自転車を持って出走場所に進む。今回は7人での出場なのだけれどふらぱんは女子枠で第二ウェーブなので今頃あくせく登ってるんだろうなぁ。頑張れふらぱん!と僕は富士山中腹に向けて念を送った。

 

新車のりょまのアスリータが太陽に照らされて輝いている。

やっぱりカッケーなアスリータ。さなっぺは咳がすごくて体調が悪そうだ。

てんちょうは無事直前にトイレを済ませることができて「最高の気分だぜ」とニコニコしている。こくまろは「今年こそは」とテンションをあげている。

ニノマエは我らベルコンのチームジャージ6枚が出走を待つ景色を見て感無量のようだ。僕はーそうだなぁ...。

去年の富士ヒルクライムと今年の成木レースも楽しく登ることを最優先に登ったから今回の富士ヒルクライムはもう少しストイックに登ろうと決めていた。でも一番はあれだな。写真に写りたいな。

富士ヒルクライムはカメラマンがたくさん出ているのでたくさん写真を撮ってもらえるので出来るだけそれに気づいてカッチョいい写真を撮って欲しい。

うん。これが一番のテーマだな(笑)成木レースの時は写真が一枚もなかったので...。

 

出走のピストルが富士山麓の青空に響き渡る。「よし行くぞ!」とニノマエが言った。

とはいえ、出走してから1kmほどは計測に入らないので前の人を追い抜かないようにゆっくり走る。とにかく人が多いのでぶつからないように気をつけないとレースが始まっていないのに落車なんてことになりかねない。

 

チーム内であれこれ喋りながらペダルを回しているといよいよ計測開始地点、実質スタート地点が迫ってきた。去年は序盤は抑えて足を温めつつ時速16kmほどで走り始めたのだけれど、今年はなんとなくニノマエが最初から最後まで張り付いて最後に抜いてくるような作戦を立てているような気がしたので、序盤からぶち抜くことに決めた。

最初から張り付かれるとやりにくいからなぁ。と思っていると計測ラインを踏んだ。

その刹那僕は下ハンを握ってギアを2段あげて加速した。時速26kmで駆け出す。

ビュン!気持ちいい!これからずっと坂だぞーっ!

 

そこから集中して2kmほど回してみた。さすがに息が上がってくる。

僕は前から「息をあげずにフラットに登り続ける」ことが重要だと思っていたのだけれど、どうもそうではない。息が上がってもいい。筋肉と違って息は休んで入ればきちんと回復させることができる。何度も息をあげながら、また回復したら息が上がるまで加速すればいい。大事なのはフラット登り続けることではなくて、「体力を使い切る」ことだ。登り切った時に上半身も下半身も、肺も、全部使い果たすことが大事なのだ。

 

息があがってきたところで後ろを振り向くとベルコンは全員いない。

よし振り切った。(チームとはなんだったのか)

 

そこから少しペースを落としつつ適当な人の後ろについて息を整えてからまた回し出す。今年は参加人数が多く、そのせいで走っているそばからどんどん集団が降りてくる。なので実質片側一車線しか走ることができず、反対車線に人が降りてる時は横を塞がれ、そして前も塞がれてしまうと前に進むことができない。そうすると時速12kmくらいで走り続けることになり、無視できないロスが発生してしまう。そこで僕は「とにかく前に出れる時は体力を使ってしまってもスピードをあげ、前に進めない時に足を休める」という作戦を選んだ。

レース中は「この人について行けばペース的に安心だ」というような人に出会うことができず、ある程度早いペースで回している人も後ろについているとそのうち力尽きて集団に吸収されてしまったりしたのでどんどん乗り捨てて前に進んだ。

富士ヒルクライムは毎年謎のアニソンを延々と垂れ流しながら走る人やファットバイクで出走する人、被り物をする人や痛ディープリムにアイドルマスターを印刷して出てくる人など色々な人が出ていて見ているだけで面白い。

そんな有象無象を追い抜かしながら前に進んだ。

朝4時に起きたせいか足にロックがかかったような感触がずっとしていて、しばらく回すとふくらはぎに疲労が溜まっていく感触がしたが、10km地点くらいから突然体が楽になって、行ける時は登坂は時速26kmくらいをキープして進んだ。

 

途中途中でカメラマンを発見したのでピースサインをして見たりガッツポーズをして見たりアピールをしておいた。これで今年の富士も安泰だ。

 

終盤の方になってスプリント区間が現れた。ここはベルコンでもアマゾン杯という我々で勝手にやっている賞金付きレースに直結する区間なので気張らざるを得ない区間だ。

全力を出さないように気をつけながらもギアを2段あげて踏み込んだ。前輪がくいっと上がりながらも加速する。時速38kmくらい出てたと思うけど途中で割と傾斜が強い部分があったのであそこは抜きながら走った。

 

ラスト1kmはほぼ平坦の部分があったりしたので時速40km出すつもりで走った。(出したとは言っていない)ゴール手前は去年と同じように団子になってしまって綺麗にゴールすることはできなかった。

 

ゴールして一人で一人でガッツポーズする。

 なぜか「最後の一撃は切ない」というキャッチフレーズが浮かんだ。

 

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腕時計を見るとストップウォッチが止まっている。走っている最中にボタンが押されてしまったのであろう。つまり自分のタイムがわからないということだ。感覚的にはブロンズは硬いけどシルバーは無理そうだな、と言った感触だった。

 

自転車を適当において荷物受け取り場にいくと「まだ届いてない」みたいなことを言われてしまった。「えー」とか思いながらうろうろしているとニノマエがゴールしていた。そして先にゴールしていたふらぱんとも合流。ふらぱんも怪我なく無事ゴールすることができたみたいで本当に良かった。孤独な戦いだっただろうに...と言おうと思ったけどいつだってヒルクライムレースは孤独との戦いだよな。自分との対話だもん。

 

そのうちにりょま・さなっぺと合流。じゃあゴールあたりで待つかーと言いながら喋っているとこくまろがゴール。これは本当に驚いた。去年通りの感触だと僕らがゴールしてから1時間以上待つイメージだったから「はやい!」とみんなで口々に褒め称えた。今年一番伸びしろがあったのは間違いなくこくまろだったろうと思う。「ニノマエからもらったサプリのおかげかかなり踏んでいけた。」と満足げな顔をしていて良かったと思った。ほどなくててんちょうがゴール。これもそんなに待たなかった。

てんちょうのゴールにしてベルコン全員が五合目に揃った。予想よりも早い、はやすぎる終わりだった。みんなすげえ...。 

ここからまた運営的なトラブルとか色々なことがあったのだけれど今死ぬほど眠いので今日のところは割愛する。

 

帰りはみんなで仲良く降りて、そのあと場所を移して温泉に入った。

レースの後の温泉って格別ですよねえ。

 

 

暫定リザルトタイムは去年よりも4分速くなっているが目標よりは6分も届かず。

でもまあよく頑張った...かな!てへー!

 

 

おしまい