佐渡ロングライド210! 前編
どうも、ニノマエです!
「前日編」に引き続き、佐渡ロングライド当日(前編)に、なります。
朝…というか、夜中3:00。
聞きなれた携帯のアラームにたたき起こされる。
布団に入ってからの記憶がほぼ無いので、秒で寝たんだろうと思われる。
二人は割とすんなり起きてくれた。ベルコンは朝苦手マンが多いため、これは中々珍しい事である。
宿のかたの用意してくれたお弁当を受け取り、車へ乗り込む。
会場駐車場は満杯で、少し離れた(2㎞くらい)のところへ停めるように指示される…あれ、これ時間まずくないか?
Aグループの出走時間が近づくなか、車から自転車を取りだしバタバタと支度するも間に合わず、A2グループ出走へ遅刻。A3グループ後方からのスタートとなる。周りが3000番台のゼッケンのなか、2000番台の我々三人…
そしてニノマエ、携帯を忘れてくる大失態。写真は二人に任せた…
さあ、いよいよ佐渡ロングライドが始まる。
コースは佐渡島外周ぐるり…かと思いきや、意外とたまに内地を通るルート。落石の影響でコース変更がなされた110㎞地点は、成木ばりの激坂が待ち構える難所。今回が初のルートな様で俗な名前がついていない。ニノマエは勝手に「名無しの怪物」と呼ぶことにした。
他にも名物のZ坂や大野亀、小木坂と「ヒルクライム」とまではいかないながらもしっかりと登りの多いコース。しかし、足切りタイムは実はそんなに緩くない。ならばやれることは、ひとつ…
なるべく序盤でペースをあげてマージンを確保する作戦、名付けて
「序盤100㎞をなるべくハイペースでこなしてマージンを取る作戦」
そのまんま。
スタート→相川AS(エイドステーション)
出だしは追い風微風、悪くない。
昨日の天気が嘘のように、雲はどんどん東へ流れていき、西からは晴れ空が既に見えている。
疾走、ベルコントレイン。コズミックの本領発揮である。左手に水平線を眺めながら35㎞/hくらいで巡航していく。ふみヤンにオーバーペースを心配されたが、まだまだ燃料は少しも削れていない。
相川ASへ到着。最初の20㎞は40分程で到着してしまった。
相川ASでは地のわかめの入ったお蕎麦、海草入りお粥、オニオンスープをいただいた。
気温はまだあまり上がっておらず12℃くらい。
暖かい食べ物が身に染みる…そしてお米うまい…
相川AS→入崎SS(スイーツステーション)
相川ASを出がてら「次は20㎞先、入崎SSだ!」と言うと『スイーツ!スイーツ!』と二人のテンションは爆上がり。女子ふらぱんはわかるとして、意外にもスイーツ男子ふみヤン。
さあ、そのテンションに比例するように巡航速度も上がっていく。下り基調?追い風?驚異の40㎞/h巡航。そして、常にトレインの頭に居たので気づかなかったが、振り向けば30人近くの大集団。…これは…アガる!
はたして、あっという間にA2グループ(のメインだろうと思われるあたり)までジャンプアップを果たし、ひとまず気持ち的な余裕を取り戻すベルコン三名。
せっかくの追い風なのに減速するのも勿体ない、その集団はそのままパスしてさらに前へ行く。「(こんな大トレインは)千葉以来っスね」と後ろからふみヤン。
いやいや、これはそれ以上だよ…。
40㎞をこんなに早く走ったことは数える程度にしかないだろう。あっという間に入崎SSへ到着。
入崎SSではスイーツステーションの名の通り、甘味が我々を待っていた。大福、饅頭、きな粉もち(←絶品!)、マドレーヌ、カットフルーツ。ボランティアの女子学生が「フルーツ、めっちゃ切りたてー!」と叫んでいたのが地味にツボ。
ここでふらぱんは長ジャージをパージ。
ふみヤンと僕は長インナーなので、少し暑い気もし始めていたので、服装に関してはふらぱんが大正解だったかと。
入崎SS→はじきのAS
入崎SSを出るといよいよZ坂・大野亀と名物坂が2本現れる。
遠くからでもその姿がだんだんと見えてくる。文字通り、「Z」の形をしているからZ坂。
斜度で言うならさながらヤビツ表の蓑毛あたりか。
折り返して、Zの右上あたり。絶景…
下ってすぐに大野亀が見えてくる、と同時に登り始める。岩の形がほんとに亀の顔に見えるのだ。
登りは各々のペースで行かないと逆に消耗するので、てっぺんでふらぱんを待つ。が、どの坂もほとんどタイムラグなく登ってくる…オーバーペースも心配したが、表情には余裕がありそうだ。キシリウムパワーか…いや、強くなったんだろうなぁ。
はじき野AS→両津BS
島の角を曲がり、風は向きを変え向かい風になるが、 風に負けずに前を引く。
伊達に荒川の向かい風を何度もこなしてはいないつもりだ。
ぐいぐいと先頭を行きつつ、いくつものトレインをパスしてきた。まもなく両津BS。手元の時計で確認する限り、 獲得マージンは驚異の1h50s!
いける…いけるぞ!
いよいよ次は後編。お弁当とマッサージで回復した後、コース変更でできた驚異の登坂コースと小木坂、そしてゴールを目指します。